黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

生徒たちの答案を集めて、添削を。 すると…。

2024-07-26 22:32:15 | Weblog

 

夏期講習会の授業へ。
私、元々の正式な時間割には入っていない。時間割のトラブル、担当者の病気などに備えての予備要員です。
指名代打、DHとも言えますか。そうなると、大谷翔平選手と同じポジションですね。
またの名は、記述式問題の専任。
オリジナル版テキストにどっさり組み込んである記述式の問題を、グイグイと進めていく係です。
もちろん、シャープペンシルを使っている生徒を見つけたら、鉛筆を削って渡しています。
「鉛筆の伝道師」とも呼ばれていま…いません。呼んでください。鉛筆で書く方が、いい答案が書けますよ。

あるクラスで、
「大勢の外国人観光客が訪問すると、その地域にどのような…」
と、インバウンドを使った問題を。これ、今年度版のテキストにあります。
答えの範囲はとても広くて、たとえば旅館やホテルなどの宿泊施設の利用客が増える。
レストランや食堂などの飲食店、土産物屋なども。
あるいはバスやタクシーなどの交通機関も。
神社仏閣やテーマパークに注目してもいいでしょう。入場者が増えて、地元の経済がうるおうのです。
が、いや、意外でした。
生徒たちの答案を集めて、添削を。
すると、
  世界中の人々との心のふれあいが…。
       異なる文化を理解して、交流が…。
  日本の歴史や文化を広く知ってもらって…。
地域の産業や経済の方へと引っ張っていく設問になっているのですが、そこを国際親善の方向へと書いていく生徒が何人もいました。
英語や国語にはありそうな作文のテーマですね。そういう作文の授業を受けた経験があるのかも。
教科の区分というのは、大人の側の勝手な切り分けなのかもしれないなあ。
うむむ。それで悪いというわけじゃないけれども、社会科の問題では得点できる答案にはなりにくいのじゃなかろうか。
そういう純粋な生徒が多数。それはまあ、いいと思います。これから実際の入試問題を使って、たくさん練習して慣れていきましょう。

4コマを担当。
最近の私はサボりがちでありまして、割り込みの押しかけだから1コマというケースが多い。4コマ、久々の頑張り。
生徒諸君よ。この勢いで、夏を走りましょう。
もちろん鉛筆で!


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