文化逍遥。

良質な文化の紹介。

坂―本郷(その2)

2012年11月11日 | まち歩き
ずいぶんと秋らしくなってきた。銀杏並木も少し色づきはじめている。
なかなかいい季節だ。
さて、本郷界隈の坂、前回の続き。

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壱岐坂。坂を下って正面奥に見えている丸い建物は東京ドーム。
この坂の中腹から右手奥に7~8分歩いてゆくと鏑(かぶら)坂という急な階段があり、その下に樋口一葉の旧居跡が残っている。一葉は、この壱岐坂から車(人力)をひろったという記録もある。
 11/24訂正―この坂は正確には「新壱岐坂」という名だった。昭和になってから旧壱岐坂の脇に切り開くようにつくられたらしい。昔からの壱岐坂は、この写真右手にある白いビルが東洋学園大学でその奥にある細い坂道に名残を残しているだけ、と案内板にあった。

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鏑坂に向かう道すがらにある古い旅館。
東京大学まで歩いて10分程の所なので、入試のシーズンにはこのような食事の世話もしてくれる旅館を選んで泊まる受験生も多いらしい。

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さらにその奥にある路地裏。
後楽園の観覧車が背後にそびえている。が、この辺りは生活しいている人の空間で、静寂が支配している。

この項、さらに続く(予定)。


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