湯島天神から上野、下谷方面に急な階段の坂道が二本ある。撮影は2011年3/11午前。
古典落語の名作中の名作『柳田角之進(演者によっては格之進)』の最終場面に、雪の降る湯島天神の坂を下ってゆく柳田が自分を盗人扱いにした番頭と出合うところがあるが、この坂を想定した描写だと思われる。
10代目金原亭馬生の『柳田』は絶品。53分に及ぶ長演のCDは、落語を「笑い話」程度に思っている人にはおすすめ出来ないが、個人的には歴史的録音と思っている。
こちらは、上の写真の横手にある少し緩い坂。
坂の話は、とりあずここまでで一時終了。