1/16(月)、千葉市生涯教育センターでの無料上映会にて。サタジット・レイ監督によるモノクロの映画。オプーという名の主人公を通して、当時のインドに暮らす人間模様を描いた三部作『大地のうた』、『大河のうた』につづく最後の作品。わたしは、同監督作品を観るのは初めて。
インドのカルカッタで青年期をむかえ、貧困のため大学を2年で終了せざるを得なくなったオプー。家庭教師をしながら糊口をしのぎ、就職口を探すが思うようにならない。そんな時、友人の従姉妹の結婚式に誘われ出席。地方への旅行がてら出かけたのだが、思いがけないめぐり合わせからその花嫁と結婚することになる。妻の実家から援助を受けながらカルカッタでの生活が始まり、二人は少しずつ互いの距離を縮め、愛し合うようになる。やがて妻は妊娠し、出産のため実家に帰ることになるが・・・。
モノクロだが、雑然としたカルカッタと地方に暮らす人々の対比、カメラワークがすばらしい。サタジット・レイ監督が巨匠と云われるのも肯ける。さらに、ほぼ全編にわたって流れるインド音楽が非常に効果的だ。あらためて、インド音楽の底深さと豊かさを感じざるを得なかった。ちなみに、神保町にある岩波ホールが1974年に映画の常設館としてスタートした時、最初に上映された作品がこの『大樹のうた』だったという。
インドのカルカッタで青年期をむかえ、貧困のため大学を2年で終了せざるを得なくなったオプー。家庭教師をしながら糊口をしのぎ、就職口を探すが思うようにならない。そんな時、友人の従姉妹の結婚式に誘われ出席。地方への旅行がてら出かけたのだが、思いがけないめぐり合わせからその花嫁と結婚することになる。妻の実家から援助を受けながらカルカッタでの生活が始まり、二人は少しずつ互いの距離を縮め、愛し合うようになる。やがて妻は妊娠し、出産のため実家に帰ることになるが・・・。
モノクロだが、雑然としたカルカッタと地方に暮らす人々の対比、カメラワークがすばらしい。サタジット・レイ監督が巨匠と云われるのも肯ける。さらに、ほぼ全編にわたって流れるインド音楽が非常に効果的だ。あらためて、インド音楽の底深さと豊かさを感じざるを得なかった。ちなみに、神保町にある岩波ホールが1974年に映画の常設館としてスタートした時、最初に上映された作品がこの『大樹のうた』だったという。