昨夜のNHK・FM「ベスト オブ クラッシック」は、今年4月に東京文化会館小ホール(上野)でのチェンバロの独奏会を収録したものの放送だったが、これが実に良い演奏だった。独奏は、わたしも初めて聞く人だが、ジャン・ロンドーという1991年生まれの若い人。演奏されたのはバッハの「ゴールドベルグ変奏曲」全曲にアンコール2曲。クラッシック音楽には疎いわたしだが、ゴールドベルグ変奏曲はグレン・グールドのピアノで録音されたCDとカート・ラダーマーのギターによる多重録音によるCDを持っているので、多少の馴染みはある。アリア+30の変奏曲+アリアという構成で、80分程の大作だ。若いとは言え、これを、最後まで張りを持ったままで独奏するとは・・恐れ入った。東京文化会館小ホールはわたしも何度か行った事があるが、マイクを使わずに楽器の音が会場に響く良いホールで、生音を味わえる数少ない場所と言える。こういう演奏会の模様を伝えてくれたのだから、NHKには取りあえず感謝しておきたい。というのも、テレビの方は、訳の分からないドラマも多くて受信料を払うのが嫌になっているところ。まあ、がまんかな。
演奏について感じたことだが、拍子の中、アクセントの取り方がかなり奔放だったようだ。古楽では、やはり伝統を重んじる傾向にあるようで、落ち着いたソツのない演奏が多いような印象がある。昨日の放送では、曲を自分なりに解釈してリズムのアクセントを付けていたように感じた。ある意味、ジャズっぽい、と言っては言い過ぎかな。いずれにしろ、ジャン・ロンドーという演奏家には古楽を現代に蘇らせる力量がある、と感じた次第。
おまけの写真。10/11(水)夕方、千葉公園で、色付き始めた銀杏(イチョウ)を撮影した。ここ2・3日高めの気温だが、黄色くなったイチョウの葉を見ると否応なく秋を感じる。
鷺と亀。
この後、歯科医院に行って左上の奥歯(第二大臼歯)の三分の一を抜歯。1本の1/3です。かなり悪くなったので、残せないかな、と、諦めていたが、悪い部分を削るだけ削って、残せない1/3を割るようにして抜き、残った2/3の所に台を作り隣の歯と合わせた冠を作るという。歯科技術も進んで、自分の歯がかなり残せるようになっている。ただし、土台が弱いのので、何十年も持つわけではない。あたりまえだけどね。命が無くなるのが先か、歯が無くなるのが先か、天のみぞ知る。
演奏について感じたことだが、拍子の中、アクセントの取り方がかなり奔放だったようだ。古楽では、やはり伝統を重んじる傾向にあるようで、落ち着いたソツのない演奏が多いような印象がある。昨日の放送では、曲を自分なりに解釈してリズムのアクセントを付けていたように感じた。ある意味、ジャズっぽい、と言っては言い過ぎかな。いずれにしろ、ジャン・ロンドーという演奏家には古楽を現代に蘇らせる力量がある、と感じた次第。
おまけの写真。10/11(水)夕方、千葉公園で、色付き始めた銀杏(イチョウ)を撮影した。ここ2・3日高めの気温だが、黄色くなったイチョウの葉を見ると否応なく秋を感じる。
鷺と亀。
この後、歯科医院に行って左上の奥歯(第二大臼歯)の三分の一を抜歯。1本の1/3です。かなり悪くなったので、残せないかな、と、諦めていたが、悪い部分を削るだけ削って、残せない1/3を割るようにして抜き、残った2/3の所に台を作り隣の歯と合わせた冠を作るという。歯科技術も進んで、自分の歯がかなり残せるようになっている。ただし、土台が弱いのので、何十年も持つわけではない。あたりまえだけどね。命が無くなるのが先か、歯が無くなるのが先か、天のみぞ知る。