秋の長雨で太陽の日差しも届かない日々が続くが、10/18(水)は晴れ間がのぞいたので、墓参がてら「加曾利貝塚」に行ってきた。今月、官報で公示されて正式に「特別史跡」に指定されている。携帯で撮影。
復元された住居。ここは、千葉市内の他の貝塚と比してかなり整備されている。
特別史跡に指定され、あらためて発掘調査が行われて始めている。全体では、まだ7割くらいが未調査という。新たな土偶など「歴史の証人」が出てくるかもしれない、と思うとワクワクする。
ここから半径数キロ内に20ほどの貝塚が密集している。どうせなら、それら全てを「貝塚保存地域」として特別史跡に指定して欲しかった。この国では、漢字が入ってくるまで文字を持っていなかったので、それ以前の歴史は貝塚によってしか知ることが出来ない。宅地開発などで地中に埋もれてしまったり、掘り起こされてしまっては取り返しがつかない。今からでも遅くはない。土地開発を監視・制限して、徹底した保存・整備に努めるべきだ。もし、そのような史跡の整備が実現すれば、国内だけでなく世界から研究者が訪れることは間違いない。実際、縄文期の社会については、1万年近い期間安定して続いたことで考古学だけでなく、文化人類学的にも世界の研究者が注目し始めているのだ。子ども達がこの国にそんな独自の文明が存在したことを知り、誇りを持てるようになるためにも、ぜひとも貝塚の保存を進めたい。
復元された住居。ここは、千葉市内の他の貝塚と比してかなり整備されている。
特別史跡に指定され、あらためて発掘調査が行われて始めている。全体では、まだ7割くらいが未調査という。新たな土偶など「歴史の証人」が出てくるかもしれない、と思うとワクワクする。
ここから半径数キロ内に20ほどの貝塚が密集している。どうせなら、それら全てを「貝塚保存地域」として特別史跡に指定して欲しかった。この国では、漢字が入ってくるまで文字を持っていなかったので、それ以前の歴史は貝塚によってしか知ることが出来ない。宅地開発などで地中に埋もれてしまったり、掘り起こされてしまっては取り返しがつかない。今からでも遅くはない。土地開発を監視・制限して、徹底した保存・整備に努めるべきだ。もし、そのような史跡の整備が実現すれば、国内だけでなく世界から研究者が訪れることは間違いない。実際、縄文期の社会については、1万年近い期間安定して続いたことで考古学だけでなく、文化人類学的にも世界の研究者が注目し始めているのだ。子ども達がこの国にそんな独自の文明が存在したことを知り、誇りを持てるようになるためにも、ぜひとも貝塚の保存を進めたい。