1/30(水)、千葉劇場にて。
監督はグザヴィエ・ルグラン。両親が離婚し、母ミリアム、姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。母ミリアムと父アントワーヌはジュリアンの親権をめぐって争っていた。ミリアムはアントワーヌに子どもを近づけたくなかったが、離婚調整の取り決めで親権は共同となり、ジュリアンは隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌと過ごさねばならなくなった。ミリアムはアントワーヌの本当の目的に気付いており、アントワーヌを拒否している。アントワーヌの目的とは、息子と会うことではなく別れた妻を取り戻すことにあったのだった・・・。
悲しい映画だった。ジュリアンの父アントワーヌは実家にも居場所がなく、別れた妻に執着し異常な嫉妬心をいだいている。それゆえ妻からも疎(うと)まれるようになって、知らず知らずに自分で自分を追い詰め、精神に異常をきたしてゆくのだった・・。
この映画、フランスの一般市民が暮らす団地の様な建物・部屋が出てきて興味深かった。さらに、収入などがユーロ立てなので、日本円とのレート換算と実勢レートとで、かなりずれがあるのを感じた。
折しも、映画と重なるように、千葉県野田市で父親から虐待を受けていた女児が死亡した事件が今月24日にあり、主人公の11歳の少年ジュリアンを演たトーマス・ジオリア(下の写真)の演技が現実のように見え、心に残った。
監督はグザヴィエ・ルグラン。両親が離婚し、母ミリアム、姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。母ミリアムと父アントワーヌはジュリアンの親権をめぐって争っていた。ミリアムはアントワーヌに子どもを近づけたくなかったが、離婚調整の取り決めで親権は共同となり、ジュリアンは隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌと過ごさねばならなくなった。ミリアムはアントワーヌの本当の目的に気付いており、アントワーヌを拒否している。アントワーヌの目的とは、息子と会うことではなく別れた妻を取り戻すことにあったのだった・・・。
悲しい映画だった。ジュリアンの父アントワーヌは実家にも居場所がなく、別れた妻に執着し異常な嫉妬心をいだいている。それゆえ妻からも疎(うと)まれるようになって、知らず知らずに自分で自分を追い詰め、精神に異常をきたしてゆくのだった・・。
この映画、フランスの一般市民が暮らす団地の様な建物・部屋が出てきて興味深かった。さらに、収入などがユーロ立てなので、日本円とのレート換算と実勢レートとで、かなりずれがあるのを感じた。
折しも、映画と重なるように、千葉県野田市で父親から虐待を受けていた女児が死亡した事件が今月24日にあり、主人公の11歳の少年ジュリアンを演たトーマス・ジオリア(下の写真)の演技が現実のように見え、心に残った。