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痔主になりました

2019年09月23日 | 健康・病気
 若い頃からたまにイボ痔や切れ痔に罹ることがあったが、1~2週間ほど軟膏を塗れば治っていた。ところが、この夏は軟膏や座薬を使っても、良くなったり悪くなったりの繰り返し。諦めて、9/20(木)、肛門の専門病院を受診した。
 さすがに、毎日何十人かの痔疾患者を診ている専門医だけの事はあり、手際良く触診から内視鏡検査へと進む。モニターを見ながら「こことここなどににイボ痔、ここに傷があります」と説明を受けた。結果、肛門の奥に出来る「内痔核」が4か所、さらに「切れ痔」。2コくらいはあるかと思ったが、まさかここまでひどいとは思わなかった。

 「生活習慣病」とも云われる痔疾だが、病院で貰った「生活上の注意事項」というリーフレットを読んでみて、自分ではどうにもならないこともある、と感じた。「アルコールや辛い食べ物は避ける」などは嗜好を変えればそれで済む。が、たとえば、「なるべく腹圧をかけない」すなわち腹に力を入れない、とか、「同じ姿勢を続けない」などは、職業上改善できない人も多いだろう。たとえば、長距離トラックのドライバーなどは仕事を替えなければどうにもならない。また、作家など座り続けて仕事に集中する人に、時間を決めて体を動かせ、と言っても集中力が途切れてしまうので困難だ。さらに、管楽器などの演奏も腹圧がかかるので控える必要がある、という。同じ理由で歌を歌うこともダメだ。その点を医師に訊いてみたが、月に1度位なら大丈夫でしょう、とのこと。でもねえ、日々の練習ということもあるし、まかりなりにもライブハウスでお客さんを前に歌っているのだから、お腹に力を入れずに口先だけで歌うというような器用なことは無理だなあ。他人がどう思おうと、自分ではライフワークのつもりで続けているので、これからも継続していきたい。

 治療に関しては、とりあえず1ト月ほど座薬や便を軟らかくする飲み薬(マグネシウム製剤)などで様子を見てみましょう、とのこと。まあ、我が家からは少し遠いが、幸いにも手術・入院に対応できる専門病院が千葉市内にあったので、病気とうまく付き合いながら音楽を続けていくことにしよう。作家に痔主が多い事は知っていたが、管楽器奏者や歌手にもたくさんいるのかもしれないね。

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