文化逍遥。

良質な文化の紹介。

戸張作遺跡

2020年05月11日 | 考古・エッセイ
 相変わらず、自転車で近隣の人の少ないところを走って体を動かす日々が続いている。

 5/9(土)午後、千葉市東寺山というところにある「戸張作(とばりさく)遺跡」に行ってきた。縄文時代の貝塚では、数・規模ともに全国でもっとも確認数が多い千葉だが、古墳時代の遺跡も結構ある。近畿地方のように大規模なものは確認されていないが、径20~30メートルの円墳が多いようだ。古墳時代に、かなりな地方豪族が存在していたということだろう。


 ここまで、我が家から自転車で10分くらい。元々は、9基の円墳があったというが、今は2基を残して公園になっている。小高い丘の上に位置しており、かなり遠くまで見渡せる。写真左端に案内板が見え、その奥に少し盛り上がっているのが1号墳。ちなみに、写りこんでいる自転車はわたしのもの。


 1号墳の拡大写真。少し調べてみたところ、ここでの発掘調査では石器時代の遺物、さらには弥生時代から奈良・平安時代頃までの住居跡などが確認されているという。


 案内板。古くなって、字がかすんでしまっている。


 こちら、写真左端に少し盛り上がって見えるのが2号墳。


 2号墳の拡大写真。


 遺跡の裏手を撮影したもの。かなり急な斜面で、あるいは、この上に城か櫓のようなものがあったのかもしれない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする