エントロピーは時間とともに増大する。

人間の社会もエントロピーの増大とともに
その混乱の極みがどう収縮し、どういう時間で
表されるのか。

そんないくつく先を想像したり議論したりしても
意味が無いことだと思いますか。

でも、熱力学の法則がそんな哲学的な表現だと
言うのがとても面白いと思いませんか。
最近、物理法則そのものを変える物質の発見や
量子テレポーテーションに成功するなど新たな
動きが見られます。

さらに、あのホーキンズが自らの説を訂正する
動きも見られます。ブラックホールは物質も光も
出さないというものから、情報だけは出ているという
説です。

世の中どんどん新しい事が出てきて、まだまだ発見
されたり解らないことだらけなのに、日本の人だけ
デフレと不良債権でいつまでたっても豊かになれない
不幸感に包まれています。

フリーターになることさえ拒否して、引きこもったり
仕事に就こうとしない人達が増え、日本の経済発展に
影響が出ていると政府で対策をすると先日報道されていました。
日本だけ、人口が減りだして経済がより収縮するという
観測も出ています。

高齢化でますます活力がなくなり、年金も減らされてしまい
この先どうなるのかという不安だらけです。若い人に
活躍の場はないのでしょうか。まだ、発見されていない
ものや野球でも楽器の演奏でも一流になれなければもう
努力しないという傾向なのでしょうか。

そんな引きこもりの人が沢山いる一方で、ジョギング中に
見かけるのは、ウォーカーのお年寄りの多いこと。最近は
お年寄りだけに限らず、若い人も中年も歩いている人が
増えています。彼らを歩かせるものは何でしょうか。

カオス理論では、偶然の重なりの中にも局所的にみていくと
規則性が現れるというのがあります。エントロピーの増大の
なかにも、その規則性が垣間見れないでしょうか。次回は
そんな考察に触れてみます。

知ろうとすること

よく人類は、発展の途上にあり未来は明るいのか。
それとも、将来は資源を使い果たしてサバイバルとなるという近未来
を描く物語や映画があります。

イラクの戦争が世界の注目を集める中、スーダンでは
5万人の人が虐殺されたといいます。そして今、飢えで毎日
2000人もの人が死んでいっているといいます。

コソボやパキスタンなど世界的に紛争地域は、多くあります。
そんな人と人が殺しあわなくても、この間の南米の台風では
1000人もの人が行方不明だといいます。

世界各地にはこのように絶えず不幸な出来事が起きている
のです。しかし、実際には世界人口は確実に増えており、
毎日殺し合い、飢えていて、大きな地震や台風など自然災害
に見舞われても、60億もの人が地球にはあふれているのです。

つい100年程前には、20億程度だったという人類も3倍にも
増えてしまった理由は、なんなのでしょう。いまや地球温暖化と
言うことで、人類の排出する熱で環境が悪化しています。
これらの状況から見ても繁栄しているとは判断できません。

やはり滅びへの道を歩んでいると見て良いでしょう。それが
なぜ国単位で金だ銀だと未だはしゃいでいられるのでしょうか。
閉じた系では、エントロピーは増大する。まさにそれを地で行く
地球環境。本当に自然はすばらしいのか。近代、人類が急激に
増えている原因はなんなのか。答えを知ろうとは思いませんか。
ちなみに私はアルマゲドンとかメシュアとかそういう類の話を
しようとしているわけではありません。