King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

奇跡の店舗

2008年07月23日 23時51分27秒 | 日々のこと
今朝の日経に地元の企業紹介みたいな記事に矢尾百貨店
のことが載っていました。秩父事件のときにも焼き討ちや
打ち壊しに会わなかったのは、地域に利益還元したり
貧しい人たちの救済をしていたとかで、もともと地元の
人じゃないというのは知っていましたが、近江商人だと
いうのは知りませんでした。

かねてからデパートが不況でスーパーに押され、老舗でさえ
売り上げを落とす中、秩父という地域にとどまる小さな
店舗でよく続いている思っていました。かつて主婦の店として
スタートしたスーパーが関東に広がるチェーンになり、株式
上場したのに対して矢尾は秩父と隣の皆野町だけです。
かつて市内には、宝屋とイズミヤというデパートがあったのです。
今あるのはキンカ堂と矢尾だけとなりました。

現在ヤマダ電機が進出してくるとのことで、矢尾にとっては
脅威の事件となっており、市内の小さな商店がなくなり、
空き地や駐車場が増える状況で人口も減っているのに、郊外の
モール型の出店は増えています。どこへ行っても似たような
店ができていて味気ないのですが、わが市内は昔ながらの
商店街のようなものがかすかに残っており、大正時代の建物や
時代に取り残された喫茶店やらお菓子屋さんやらが観光客を
歩かせる町にしているようです。

そのうち矢尾自体を観光の目的にする人もでてくるのではと
思う今日の記事でした。
コメント (5)
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