King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ニュースのほどは

2008年07月21日 23時29分52秒 | 日々のこと
今日もまた暑い日でした。
最近のガソリンの高騰や忍び寄る不景気の影響で
海外旅行や出かける車さえ減っていると最近盛んに
ニュースは言っています。

さて、その割に市内に見かける観光客らしい車や
うろつく姿は例年に増して見かけられます。
これは何を意味するのでしょう。私なども盛んに言われる
ガソリンや各種公共料金等の値上げで、やはりここは
出費を控えて旅行もやめようかという気分になっています。
それにこの暑さで、うちで昼寝しているのが快適で
なんで暑い中渋滞の高速道路にのって高いホテルに泊まる
必要があるかという気になります。

ニュースで不景気を映した夏のすごし方という言い方を
流しますが、各地で起きている水の事故や交通事故の知らせ
でやはり遊びに出ている人はそんなに減っていないという
ことが解ります。海外旅行をやめて国内に振り替えた人や
近場で何度も遊ぶ人やとにかくレジャーに向かう人は多い
のではと感じます。

それならばそれを活かした各地の取り組みというのもあり
そうですが、最初から猛暑で暑いという毎日連呼され、不景気
で高速道路さえ車が減っているといういいようでは、果たして
この報道で何をマスコミは狙っているのか考えてしまいます。
サミット後にいくらかでも支持率が上がった福田内閣ですが、
秋に選挙があれば政権交代が実現するというのが今後の見方
なのでしょうか。

それにしても民主党に以前政権担当能力があるのか疑問でも
あり、自民党も選挙の結果でどことでもくっついて政権を
維持する法を編み出して以来、これはやってみてその結果に
よらないとどうなるか解らないということでしょう。

昨夜の花火の残骸が朝見ると私の家の前の道路にいくつか
落ちています。今日は相場も休みなので、カーショップに
タイヤを見に行きます。ラゾンド号のタイヤがそろそろ
交換時期を迎えたのです。ショップに赴くと私の車のサイズ
のものはひとつしかなく、これでは選びようもなく逆に
躊躇してしまいます。

後は本屋をのぞいて帰ります。
今読んでいる本は、高村薫の『新リア王』です。これは
ずっと前に買っておいた本です。まだこんな積んでおく本は
たくさんあります。どこも出かけない夏ならそんな積んで
ある本を整理するのもひとつの手です。この『新リア王』は
日経新聞に連載されていたときから知っていましたが、あとで
ゆっくり読もうとあえて新聞のものは切り抜いて読まずに
とってあったのですが、なんと途中で連載打ち切りになり
この切り抜きもどうしたものかと思っていたのです。

しかし、その後最後まで話は完結して本になり、出版され
ました。大好きな高村薫の本なのですぐに購入したものの
厚い本なので持ち歩きにはできず積んでありました。読み
出してびっくりしてしまいました。これが、晴子情話の
続編であり、文体から何から古色蒼然とした物語でこれは
本当に大新聞に連載されていたトップの作家の作品なのか
という感じです。それにあまりに政治色が強く、いつ触れては
いけないものに触れてしまうのではないかという内容です。

今や竹下の孫がテレビで軽薄振りを売りにして活躍する時代
です。昭和の終わりを書いて置くと言う事はやはり誰かが
手がけなくてはならないテーマであり、今アメリカのバブル
崩壊を見てこれは何が起きているのか国民は知るべきです。
あまり評判にも話題にもならずに店頭にも並ばない本でした
が、これはこの夏読むには面白いものになりそうです。
コメント
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