King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

毎日夕立だし

2008年07月17日 01時39分26秒 | ジョギング
先週は、ランニングも結構サボっていました。
夕方には雨が降り、昼間は暑くて走りに出る気に
なれません。
ふと昨年のことが思い出されます。
厳しい暑さは同じですが、何につけても前向きに
そして自由に、行動的に日々を活動していました。
旅行や思い立っていくところはたくさんあり、
将来の不安も希望も一切気にせず日々を好きに気ままに
生きていたように思います。

ところが、昨年の8月から株が下がりだし、失業保険も
秋には無くなり、スキーシーズンもあっという間に終わると
いよいよこの夏のことを考えるようになりました。
かねてからスキーシーズンを終えたら新たな計画も実行に
移す時期としていました。周りの環境はあまりに急激に
悪くなり、不動産各社の減益決済が相次ぎ、都内にマンション
在庫が積みあがるという事態になっています。

当然売れ残れば値を下げてでも早く処分しなくてはならない
のですが、私が見ていた現実では建ちあがってから二年しても
売れないものもありました。土地を仕入れてしまえば、もう
建てないわけには行かない事業者は、今潜在的な在庫もすでに
抱えているのです。実際の空室のマンションで今年は物騒な
事件が起きてしまったりして、不動産会社の不況とそれに融資
している銀行の決済も当然予測され、これからの景気動向も
寒気のするものを感じさせます。

世の中は、まだガソリンや食料品の値上げとばかげたサミットに
目を奪われていますが、社会保障や財政の状況から増税を打ち出し
たいのに選挙をすれば政権交代が現実のものとなる現在では、
これだけ将来に不安があるのに、何もせずに今の政権を少しでも
長くして問題を先送りし続け世の中では、悲惨な事件が続いて
それにみんな目を奪われていてくれることを願っているようです。

大分の教育関係者の汚職など、もちろん大きな問題ではあり
ますが、今積極的に解決すべき諸問題に比べたら、東北の地震の
ニュースが薄くなりその代わりに出てきた問題のように見えます。
私自身、今年は昨年に比べたら地元にいて外に出る機会が少ない
のにもかかわらず、ネットや聞こえてくるのは、夏の旅行者の
減少や高速道路でさえ車が少なくなっているという世の中の
減速傾向です。

最近都心の開発が相次いでいますが、東北の地震や各地の地震が
示すように、関東や東海に大地震が来るのは間違いないのに、
具体的な対策せずに、都心に投資が集中するのはなぜでしょう。
私は今でも、東京に全ての国の機関や行政を集中させるのは
間違いで、これだけ偏った国にした責任はエコを語る資格が
無いのではと思います。洞爺湖サミットは、あっという間に
終わりましたが、北海道で行われているサミット中に地下鉄の
自販機の口が全てガムテープで塞がれていて、それが何に
なるのか、現在の限界を見ているように感じました。

何の実効的な提案も調印も無く、大金を掛けた行事は過ぎ去り
地球の危機は依然大きくなったと感じる日々です。この最近の
暑さと毎日来る急激な雨もそう感じさせる要因になっている
のではと思います。
コメント
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