King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

B線が超スタートップチームに勝つ日ヒート対ニックス

2012年12月09日 14時57分30秒 | バスケ
Thursday, December 6, 2012
8:00 PM ET - American Airlines Arena, Miami, FL


   1  2  3  4  T
NYK 23 30 37 22 112
MIA 26 27 27 12 92

Arena: American Airlines Arena, Miami, FL
Officials: #17 Joe Crawford, #56 Mark Ayotte, #16 David Guthrie
Attendance: 19740
Duration: 2:31

今のニックスの強さと活躍を誰が予測したでしょう。

揃えたのはBクラスの選手ばかりで、しかもロートルの最高年齢に近い
選手ばかりです。

そして、この日のスターターにはエースカーメロさえいないのです。

相手は、リーグトップのスター選手ばかりをそろえた昨年の覇者ヒート
です。しかもヒートのホームコートですから誰もが好調ニックスと言えど
キングレブロンにひねられてしまうであろうと予測したはず。

しかし、これがしぶとい立ち上がりを見せます。

今一番チームプレーができているチームなのではないでしょうか。

それに、フェルトンが中でも外でワンノンワンからシュートへ持ち込み
得点を重ねます。それぞれの役割を皆しっかりとこなしていく姿勢が
随所にみられ、それはあの自分の得点だけ勝手に積み上げてしまうJRスミス
でさえチームで今何をすればいいかを心得た動きをします。

圧巻は後半なのですが、リードされていたニックスがノバックの連続スリー
で追いつくとあっという間にリードを奪いそれきり主導権を渡しませんでした。

元々弱点としてはヒートには本格センターがいないという構造的な欠点を
持っていました。

しかし、それを補って余りある運動能力と運動量が高さを補ってきました。

ニックスはチャンドラーとウォレスというインサイドの専門職がいることと
フェルトンとノバックのスリーが決まりだしてからはゴール下も支配され
外に広がったディフェンスとがら空きのリング下からいいように点を奪われて
しまいます。

それでも通常のチームであればレブロンとレイアレンのコンビでいくらでも
点を取れるので逆転は可能なのでしょうが、オフェンスリバウンドもディフェンス
リバウンドもヒートには取りに行く選手がなく、いつもはサポート役のハスレムが
レブロンにいつも寄り添うようにブロックにリバウンドに活躍するのですが、
あまりに活躍時間が少なすぎます。

これだけ内と外を良いように攻められリバウンドも支配されればいくらレブロンが
30点以上を得点し孤軍奮闘しようとも勝てるはずはありません。

最近NBAの試合ではもはやセンターやパワーフォワードがローポストでリングを背に
ポジションをとってからワンノンワンで得点するシーンはほとんどなく、まして
そこから隙あらばダンクにも行けるような選手は見かけなくなりました。

つまりはシャックのような選手ということですが、レイカーズに移ったハワードが
後継であったはずなのにすっかりセレブ気分なのかセンターらしい働きも動きも
見られなくなってしまいました。

そんな中ラシードのワンノンワンやリバウンド、ブロックと絵になるセンターで
あり、そんないぶし銀的なロートルばかりでもこれだけ強いという、なんとも
痛快なできごとでした。
コメント
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