King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ファゼンダの朝

2014年01月15日 10時34分21秒 | 珈琲
珈琲を飲む朝。

凍てついて窓まで凍りついた朝は室内も暖房をつけてもなかなか温まらず、
そんな中ぼんやりとした意識にもコーヒーの香りが柔らかく喝を入れて
徐々に朝の戦闘体制が整います。

ほんのひと時の静謐の中真っ黒の液体から立ち上る湯気が脳を活性化して
香りが背中をたたいてくれます。

ここのところはファゼンダカクエンジがお気に入りです。

モカマタリという真打は午後の極上の時間に取っておくとして、朝の喧騒の
中の静謐の時間にはファゼンダの甘味がいいのです。

寒さの定番でケニアの豆をよく焼きますが、これは珈琲通のひとにも
欠かせない豆で、苦みが強くインパクトのある豆と思われて買われて
行きます。

しかし、珈琲の醍醐味は苦みのみにあらずで、甘みと酸味が絶妙の
ファーモニーを奏でるものが頂点にあり、その香味と甘みに酔うひと時
こそ至鈺の時といえるでしょう。

エチオピアの豆も最近、質の高いものがあり、これも喜ばれています。

衝撃と喜びと様々な感激の言葉をいただくことがあります。

それはまさに花のような香りであり、ワインのような豊かさです。

その香り立つ種類を数えるもよし、花園のような心地に酔うも良しです。

しかし、朝にはファゼンダの甘味に浸っていたいという、もう少し暖房が
効いてくるまでと甘えてみたり。
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紙の新聞の醍醐味

2014年01月15日 10時01分39秒 | 日々のこと
ここの所朝の最大の楽しみは、日経の履歴書に小沢征爾氏が
登場し、珈琲とともに楽しむひと時が良い時間となっています。

内容としては、すでにどこかで聞いたことばかりなのですが、
本人の口から語られるとこの履歴書の特長ですが、一番の主張
が赤裸々になり、人生と対峙してきた姿勢とか人生観がもろに
出てしまうところが面白いのです。

芸術家とか政治家とか事業家とか色々な人が自分の人生を
振り返り、自信と見栄がほとばしる人や見識の高さを見せる
人やそれぞれの実力が垣間見えるものの、どの程度の真実が
あるのかという疑念の話も時には読む羽目になります。

また自慢話だったり、ひけらかしなら別に読む必要もなく、私歴
をただつづられてもそれもあまり興味はないのです。

ただ、あの芸術家の成り立ちとその完成の度合いを見届けると
なると歴史的事実に立ち会うようなものにも時にはあるのです。

もっぱら興味本位と歴史的証人として社会参加しているような
気分の時もあったりしますが、ようは興味本位です。

興味を抱かせない書き手の多い中、今回は一度は聞いた話
ながら、本人の口からまた聞くというライブ感があります。

それも毎日届くのです。

これぞ紙の新聞の醍醐味ですね。

朝玄関前まで届けてくれるのですから。

昨年スキーに行ったときに朝部屋に新聞が届いた宿があり、
それが日経でとてもうれしかったことを思い出しました。

その当時、連載の小説が面白かったので、すぐ読みたいと丁度
思っていたので、うちにたまっているだろう新聞を読む楽しみと
また違った届くという喜びを感じた朝でした。

その喜びももしかしたら今月までになってしまうのでしょうか。
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