King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

人口減と変わる町並み

2014年10月04日 23時45分08秒 | 日々のこと
秩父を代表する目抜き通りも今や更地が多く、建物の
取り壊しが相次ぎます。

かつて宮前やイズミ屋や宝屋、キンカ堂といった
大規模商業店舗は今はなく、挙句更地となったその
土地はいやに狭く見えます。

虫食いのような街並みはみすぼらしくもはや年寄り
しか住まない活気のない町の象徴のようです。

政治家は選挙のたびに耳触りのいい言葉を並べ
支持を訴えましたが、その言葉は誰もみんな同じで
地域に職場を作り安心して住める街づくりをすると
いうものでした。

言葉では簡単に言い表せても現実に現れている目の前の
景色は彼らにはどう映っているのでしょうか。

選挙時に言ったことと市役所の建設延期や水道料金の
値上げは予定通りの市民のためことでしょうか。

どれもこれも策が足りず、ただ中央の補助金事業に
沿ったことをなぞっただけの事業があるだけのお粗末な
行政にしか見えません。

これは政治家が地方創生だとか基地負担軽減とか耳障りい
のいいことを言うものの実際には原発再稼働や新幹線の
開業など中央に金と人が集まる仕組みを役人がかねて
からずっと取り組んだ中央集権的な社会の実現でできて
いるといえます。

となるといくら政治体制とか新党などとさわいでも
役人機構を変えない限り今後もこの流れは変わりません。

かつて、田中角栄が列島改造論をぶち上げ、地方を活性化
して豊かな社会を築くとしたのもリゾート法や首都移転法
など作っても実際には東京につながる高速道路と新幹線は
出来ても役所は地域に移転しませんでした。

いまこそ中央の役人を地方に移し、地方に権力を移譲して
首都機能移転を図ることが必要でしょう。
コメント
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