King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』鑑賞

2017年08月02日 23時55分34秒 | 映画
夏休みとなり、映画はお子様向けアニメとか
何かと子供意識の作品に占拠され楽しく痛快な
映画を涼しい映画館でだらだらと見たいという
欲求を目指すような動きはありません。

夏の映画館というと直ぐに思い出すのがオールナイト
上映されていた新宿プラザでみたスターウォーズを
行列の末夜明けの回をやっとゲットしてみた記憶と
エイリアンを見た記憶がよみがえります。

そのエイリアンも今回の予告編でまたぞろ新作が
作られたようで派生した新シリーズなのか詳細は
まだ解りませんが、リドリースコット監督の撮る
もので何となく期待はさせます。

さて、いつものように夜の上里のモールに行った
のですが、スケジュールをみるとなんとも夏休みの
最盛期であるはずの予定表がしょぼいのです。

トムクルーズ最新作ということでテレビなどでも
大量予告とワイドショーなどでも取り上げられていた
のに、上映回数はわずかで夜もいつもの最終回はなく、
こちらを夕方に出ていかなくてはなりませんでした。

4DXや3Dの上映もなくやっと見たのは吹き替え版でした。

これにはいろいろ違和感もありましたが、それでも一番
音響やサイズ的にはいいスクリーンでした。

ストーリー的に砂漠とミイラと呪いと謎などという
かび臭い設定と出尽くしたもののように感じましたが、
テレビで見た予告編の瞳が四つになるシーンがどうしても
トムクルーズ最新作が今ベストの選択と思わせました。

ストーリー的にミイラがメソポタミアの遺跡で出てきたり、
ロンドンの地下鉄工事で十字軍の墓が出てきたりとさんざ
20世紀に古代の遺跡を略奪してきたヨーロッパ各国が
そんなことは十字軍の時代から行われていたことだと
いわんばかりに組み立てた強引な話で、有名な話をとにかく
くっつけてエジプトの古代からずっと続くという生のほうが
もはやそれは現代では癒しようもなくどうやっても解放の
ない方程式のごとく行き詰まりの問題のように見えます。

いずれにしろ墓にしろ牢獄であれそれをのちの人々が
暴くのは災いがあるように思えます。

来年の世界遺産の登録に向けて世界三大墳墓のひとつである
仁徳天皇陵を国として推薦していくというニュースがあり
ました。

しかし、これは宮内庁が管理し調査も発掘もされておらず
誰の墳墓かも定かではありません。

つまりはそれが正しいありかたなのかもしれません。

身近な歴史もいとも簡単に改変されたり都合よく書き換え
られたり、抹殺されてしまうものです。

過去の遺跡なども文明の連絡がないと何でもかんでも謎
なのです。

オンカロの入口には子孫たちに向け警告文字がいろいろな
文字で書かれているそうです。核のゴミで危険なので
近づかないようにとの配慮です。

そんな何十万年消えない毒を生み出すものを作った責任を
考えた人はいないのでしょうか。

私は松本零士のようにコスモクリーナーなるものが作れる
気がします。

燃え尽きた星が中性子星になるように重力由来素粒子の
研究により放射性物質も皆中性子に変えることができるで
しょう。

もしくは量子もつれの状態から量子テレポーテーションの
原理から放射線物質のキーになっているところを飛ばして
しまうとか放射性を出さない物質転換を図る道はありそうです。

そんなことを思いつつトムクルーズの最新作を楽しんだ
わけですが、この50代アクションスターがいつまでもつのか
いつまで楽しませてくれるのか、彼が肉体美を誇りつつ
死からよみがえるシーンなどはかつてミッションインポッシブル
で見せたシーンそのままだし、砂嵐の中全力疾走するシーンなども
どこかで見たシーンのように感じいつまでもつなかという懸念を
つい持ってしまうのです。

それでも秋にもまた次の作品があるというその予告編をみると
またすぐにも見たい欲求もありました。

このシネコンの寂れ方をみているとだんだん見たい映画も
なかなかお目にかかれなくなりそうな不安を感じる日でも
ありました。
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