King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

今時は

2023年07月09日 09時47分37秒 | 珈琲
3年振りのお祭りにはしゃいでいるのは子供より良い年をした親父たちです。あめ薬師というこの縁日は昔から何店もの出店で目の前で大きな包丁であめの板をぶっ叩いてこまかくし袋に摘めてみんなが競って買っていきました。
もう昔私も懐かしくあめを買ったことがありますが、いつまでも食べきらず残っていたのを覚えています。
まあそのあめを買うことが子供の頃は最重要ミッションだったわけで今でも変わらないのはまたよい風習なのか実は大人になり切れない子供の心のままの大人が今でも欠かさずあめを買いに繰り出しているのだなあとSNSに投稿された記事からうかがえます。
出店の売っているものは大きく変わりハッカパイプやほうずきなんかは今はないのです。
出店の並ぶ東町商店街も商店は少なくなり空き地もある状態で飲み屋や旅館などなくなったものを思い浮かべて個人商店や事業主の不遇の時代をおもうのでした。
そんな秩父でも今の時期夜走りに出て秩父神社の宮森に近づくとふくろうの鳴き声が聞かれます。
神社の彫刻にも北辰のふくろうがありますが秩父市民でも今でもこの神社の森にふくろうがいることと今の時期に鳴き声が聞けることを知っている人は何人いるでしょう。上町の養殖蛍を愛でたりするのも良いですが、郷土の自然の姿の理解が大事だとおもいます。
毎日夜走っていると今日半夏生が葉を白くしたとかくちなしが薫ったとか日々の変化を感じられます。今日はふくろうの声を聞いた。そんなことの積み重ねが珈琲の味にも活かされているとおもいます。
自然の変化を毎日肌で感じているとこんなときにはこんな味と自然とおもうようになるのです。
だからお客様にもどんな味を求めているか聞くのですが酸味が苦手以外の味に関する言及はないのです。
味に関しては質問のしかたを変えて季節と珈琲の味を皆様に楽しんでいただけるよう工夫していきたいとおもいます。




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あめ薬師と珈琲

2023年07月09日 00時42分14秒 | 珈琲

この時期半年振りの厄を落とす茅の輪くぐりがあり、連日雨も降りなんだか洗われたそんな清々しさもするようなこのごろです。
あめ薬師も三年ぶりの開催で縁日らしい出店の出店もあり、賑わったらしいです。ただ出店は東町どおりだけの交通規制にとどまったといいます。
こんな暑くてムシムシする日は珈琲なんて飲みたくないでしょうか?
私はまったくそんなことはなく今の季節は深煎りの豆をせっせとのみます。
ブラジルサントスも深煎りにします。コロンビアスプレモもグアテマラも深煎りにします。
後はパブアニューギニア、マンデリンもそうです。
不思議なことに深煎りが好きなんていう人はこの深煎りの豆がたくさんある時期を知らずそもそも深煎りにする意味も知りません。
深煎りにすると何がどうなるか知らず深煎りの豆が好きというのです。
後1月2月の寒い時の深煎りの豆もなぜ深煎りにこの二つの時期こだわるのか深煎りの好きのひとには解らないようです。
イルガチェフやケニアの豆、さらにはタンザニアとアフリカの豆はなにかと御しやすいと感じるのか注文する人は多いのですがその妙を解説できる人は少なく、まして今だから深煎りにしてくれという人もいません。
前回のブレンド選定でもそうでしたが何がどう違うか同時にまったく同じようにドリップしてのみ比べても的確にどれがどういう味といえる人はなかなかいないのです。濃度計等持ち出してきてもそれは味までは教えてくれないと解ったに過ぎません。
まあ予測はしてましたが斯様に味なんてあやふやなものなのです。
自分を珈琲通などという人も実はなにかどうなったら美味しい珈琲といえる人はいないのです。つまりどういう珈琲をくれなんていえる人はいないし、どんな珈琲を探しているかと語れる人もいないのに深煎りの豆が好きといわれるのです。まあそれでもどんな珈琲を普段飲んでいるのかどんな豆を探しているのか毎回聞いてしまうのでした。答えはいつも同じ酸味のない珈琲なのに。



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