King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ウニ一貫40万に

2025年01月06日 09時12分32秒 | 珈琲
年末まで色々発注を繰り返したこともあり、今朝から資金繰りに銀行に飛び回ることに。
といっても振り込み料金を払いたくないからあっちの口座からこっちの口座に移したり入金したりするだけのことですが。
そんな中、朝のテレビで初競りのニュースで大間のクロマグロが2億700万とか北海道の初ウニ700万で最高値お店で一貫40万で提供開始というのを見てそういう需要が実際あることにしばし唖然とします。
自分には関係ない世界と済ませられない感情が沸き上がります。
どうしても能登の被災地や豪雪で苦しむ青森の人や世界の戦地の難民とそれとは全く関係なく40万の寿司を何の苦もなく食べる人がいることはどう考えても怒りににた感情がわいてきてしまうのです。
まあ私がそんな感情にさいなまれたとして何の関係もなく経済は回っていき寿司を食べる人は普通にいるから市場で値が付いただけのことです。
私が今までやってきたことを否定されたような気分も別に私とて高い豆を平然と並べスペシャリティ専門店としてやっていくことも可能でしょう。
ネット販売に力を入れたり、来る人の毛色が変わるだけなのかもしれません。
そもそも私が豆を売りたいと思ったのは美味しい豆を安く手に入れたいという個人的思いとレギュラーな豆とスペシャリティとの味の差はとか、値段と味の差はといった単純な疑問から発しています。レギュラー品とスペシャリティを同列に扱い両方売っている店はなく何が違うか明確に答えられる人もいませんでした。

とにかくスペシャリティという豆を売るのが流行りで今までとは一線を画すという主張だったわけでところが今はレギュラーの品がスペシャリティの値段を越す事態になっておりそれならスペシャリティの人はレギュラー品を売り出したかといえば差にあらずで、世の中の人はそんな状況に何の興味もなくニュースにもなりません。
つまり私が年末までギリギリの商談を重ねやすい豆をいかに確保しどうにか一年やっていけそうという努力などより40万のウニに行くわけです。
コーヒーもこの時期特別なブレンドをサザコーヒーに飲みに行ったり、10000円のゲイシャを買う人はいるわけで…
結局私の焼いた豆を買ってくれる人に売るだけと自問自答して銀行に行くのでした。

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