King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ラストチャンス的ジャスミンシャワー

2019年06月17日 10時17分33秒 | 珈琲

 

昨日は仕事を始める前に朝一でCH-Rの試乗をしてきました。

私の希望はRAV-4の試乗なのに応対したセールスは何を考えているのでしょうか。

まあ、CH-Rも気になって一度試乗をしたいというのは以前からあったので乗ってみ

ましたが、顧客がどんな要望を持ちどんな応対を望んでいるかというのが何も解って

いないという思いはしました。

 

RAV-4も地上高200mAWDと形だけのSUVでなく、初めからオフロード走行を予定して

いて期待が持てます。ただ、カタログ数値的には4気筒200cc燃費16k/l、170馬力、cvtなど

見えるものは大体の物は装備しているようでただ設計上の新しさやクローズコントロールの上限など

はなく、こういうのは販売店に聞いても知らないことが多いのです。

つまり自分たちの売っているものがどんな細かい性能かまで走らないうえに、顧客が何をこだわり

どんな差を求めているかなんて考えてもいないのです。

 

かつて車はステータスであり、所有する喜びというのも大きなウエイトを占めていました。ところが今や

移動の道具という認識は強まり、さらに必要性能が価格に見合うか消費者は吟味する時代になっており、

安全性能や燃費など環境性能まで強く意識されているという変化を見せているのに、何が売りになり、

何が魅力というのは知らないのです。ただ新しくなり、かっこが以前よりいいくらいにしか思っていない

人が売っているのです。そんな消費者は馬鹿でなく、今や顧客満足の時代でどういう喜びが車により

もたらせるか伝えられなければ車も売れないでしょう。

 

かつては車検ごとに買い替える人も多く、メーカーもモデルチェンジやスタイルとデザインをくるくると

変えていました。しかし、今では車を所有する人は減っておりその維持費と自由度に見合うかという事を

考える人も多いのに、何故そう車を買い替えさせる強い動機を作り出せていないことと本当に必要なものを

メーカーも知らないのではという現状です。例えば、昨日乗ったCH-Rなどもcvtなのに機械的ショックのある

変速段階ごとの吹きあがりと切り替えショックがあり、パーキングブレーキの電動、自動化で渋滞や信号待ちの

ブレーキの加重が自動化されたりしているので、年寄りの暴走は下手な自動化が却ってあだとなりパニックを

誘発させているのではと思います。

 

それにアイドリングストップなどもふたつバッテリーを積んでまで備えなければならないことなのかという

気もします。車検や三年ごとの部品費用の高騰でエコでも環境にやさしくもない気がします。

 

土曜日には久しぶりにバスケットの練習に参加してまた違う筋肉痛を感じています。

 

これも月曜日に行ったジムでの久しぶりのトレーニングで起きた体の変化からバスケットも

やっておかなかければとなったのだと思います。

 

そうして、昨日は夜のランニングは雨上がりからまたジャスミンシャワーを味わうべく、最後の

シーンがあの坂道になるようにコース設定して出かけました。このジャスミンシャワーと令和と

定家と色々と関連しているので詳しくは試飲の折にでもお尋ねください。

 

それは昨年の季節のブレンド『光のイディア』と今年の『早夏』にも関連しているのです。

 

光のイディアと名付ける前は光芒という名前でした。それはこれから夏に向かう秩父の夕景からきていて

雨上がりの厚い雲間から指す光の筋が射す光景は神々しく神秘的な風景です。なかなか写真にとっても

その雰囲気は伝わりません。そう思うのはその神々しい風景と風情を言葉で伝え、ええそうですねと感じて

もらえることが少なく、いつも説明してもどかしいのですが、それはあることに通じていると感じるのです。

 

人間の目というのは実に優秀で山の風景とか遠いものも近いものもうまくまとめて一枚の絵のようにして

感じています。これは森の中の雨上がりの中を行く心地よさに似ていて森の中にも光芒が射すさまを見ること

になります。

 

ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会を思い出してください。あの華やかで楽しさにあふれた風景はまさに

音楽が溢れ人々のざわめきが聞こえてくるような絵ですが、それをもたらしているものは何か認識していますか。

あれこそが光のイディアであり、いつもこの時期テーマにしていたものです。しかし、もし実際に写真であの場面を

写したらどうなると思いますか。実際にはあの絵のような明るい絵にはならないのです。絵だからできるあの

明るい光の絵が出来上がっているのです。

 

山もそうです。目の前にある山塊を伝えたいと写真にとってもその迫力がなかなか伝わりません。

 

しかし、サントヴィクトワール山はどうでしょう。伝えたい凛としたたたずまいがハッキリと描かれて

います。実際の現地の写真などを見るとあまりの違いにびっくりするはずです。それなのに現実を伝えて

いるのは写真より絵の姿の方に感じるのが人間の頭です。

 

今年感じたテイカカズラの変化は梅雨の訪れと連動しています。

 

雨上がりのテイカカズラのそばを通るとマイナスイオンに満ちた清浄で清涼な空気に満ちています。

それが合わさり疲れた体が癒され軽くなるとてつもない蘇生感を感じることができます。

これなどは雨上がりの森を行くのとおなしで事です。そこにある空気も雨に濡れた植物の呼気であり、

清浄な空気です。サントヴィクトワール山やムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会に描き込まれている

のはそんな感動も一緒に描かれているのです。


ただ、それを知るには見る側に同じような体験や日々の喜びや感動を知る心がないと伝わらないのかも

しれません。


というわけで、季節のブレンドを飲むお客様にはぜひともこのジャスミンシャワーを経験してみて

ほしいと思います。


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