King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

寒い記憶

2024年01月19日 12時03分40秒 | 珈琲
今年はまだ雪が降りませんが、乾燥した寒い日はそれはそれで楽しみや独特の感覚もあります。
また、雪国の楽しみや風情もあるわけでこの明るい乾いた冬の空の下から真っ白な世界に遊ぶ感覚を思い出しては寒さのなか豆を焼いています。
今月になっても深煎りのケニアやマンデリンの人気に陰りはなくよく出ます。1800円という値段で前は敬遠されることが多かったのですが、もう他の豆の値段をみて高さを感じなくなったのか。
それとも他店のケニアの値段を知り買いやすくなったのかさだかではありませんが、普段私の言う冬に味わいをますケニアの魅力に気がついたのであればより嬉しいのですが。
さて、毎日の夜のランニングはこの寒さでなかなか走り出すまで勇気のいる事態になっていますが、走り出せば汗も出ますし、後半のランニングペースにのせる頃には身体中の色々なスイッチが入り走ることを楽しめるようになります。
また、先日のバスケットの試合の時の記憶が強く襲ってくるのか携帯をとるとやたらベンチコートの広告が入ってくるようになりそんなに安いのなら買おうかと言う気になります。ベンチコートでダウンのものとかコート類は色々持っていますが、実際には使わないのです。
それはまず高いコートを汗をかく体の上にはおりたくないということとぞんざいに脱ぎ捨てて試合に臨むのに数万円のコートを扱いたくないという心理も働いてジャージの上着ぐらいしか着ないのですが、周りの人は結構ダウンやらベンチコートの類いを着ており買うのもいいのかと思えてきたのです。
しかし、一方で安いベンチコートなどみすぼらしいだけという美学も下地にはあり、今着ていないダウンのコートを使うことも考えますが、それよりまずダウンのベンチコートを買うという行為をあの冷え冷えとした真冬の体育館から汗で冷えた記憶がそれを癒すためにネットの情報を検索させるのです。今持っているダウンのロングコートなど実に軽くて頼りないくらいのものですが、温かくシルエットも申し分なく真冬の暖房のないベンチには似合わない感じがプンプンとしています。
ネットでは5000円くらいでベンチコートは出ておりそれもおじさんの通勤のコートとは違うスポーティーさと洗練さも漂わせしっかり着ていると感じる重さもあるコートです。これなら汗くさくなっても惜しくありません。型が崩れようが自宅の洗濯機で洗えます。そんなことを考えて安いベンチコートを何度も検索して買ってしまいました。そして翌日届いたものは思った以上でも以下でもない値段通りのものでした。届いても試合は来月末までないのです。すると私の中の寒い記憶は収まらずすぐ必要でもないのにまた検索を重ね同じ値段くらいのウルトラライトダウンを買ってしまうのでした。最近町で出会う人が着ているモコモすコのフリースジャケットをみていたらベンチコートの下に着る薄いダウンがほしくなったのです。多分これは買っても使わないだろう予感もしますが、それだけ試合のひんやりと冷えた記憶がそうさせたのです。
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