King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

意外な好評

2009年11月15日 14時29分53秒 | 珈琲
土曜のいつものバスケット練習会ですが、アクシデント
で体育館の鍵が開いてなくて、いつもはないメンバーとの
会話の時間がありました。

その時に、挨拶の後は豆をあげた人の喜びの声が私に
集まり、ちょっと戸惑いを覚えるほどでした。

全ての人に同じ豆をあげたのではなく、中でも一番自信昨は
コロンビアスプレモでしたが、その人以外も何の豆だったか
聞かれ、高級な豆なんでしょうという質問をいくつもいただき
ました。

まず強い香りにびっくりしたようですが、私としては
ちょっと煎りすぎた豆の方が多かったので、苦いと苦情を
いただくことを予想したのですが、とてもうまいとほめて
いただいたので、やはり焼きたての豆の経験がない人が
多いというのを感じました。

ミルを持っていない人も自分もミルを買うから豆をくれという
人も現れ、持ってきていた豆をあげました。

金曜に焼いた豆も一晩置くと、こげ臭が抜け実にいい香りに
つつまれていて、飲んでみると前日に飲んだのとは大違いで
うまさが出ています。

これはちょっとびっくりするくらいの変化でした。

これなら人に飲んでもらえる水準です。

カメルーンもフルシテイで焼きましたが、やはりもっと酸味を
前面に出して楽しむべき豆であると感じました。

土曜に豆をあげると約束した人もモカ以外なら何でもいいと
いう好みだったので、ひょっとして珈琲の本来の酸味のあり方
を知らない人だなと感じましたが、マンデリンがあるというと
それがいいというのでそちらをあげました。

酸味を知ってもらうには、カメルーンの甘さと酸味を味わって
もらいたいところですが、深入りのカメルーンだと酸味のさわやかさ
より苦味の裏側の甘みが強調されていてちょっと役不足かなと
思い、お好みどおりのマンデリンにしました。

そんなこともあったので、今日手持ちの豆を再度焙煎しました。

今日焼いたのは、エチオピアカッファG2とコスタリカです。
どちらも酸味の強い豆です。

こういえば一般のコーヒー愛好家は敬遠します。

しかし、自分で焼いてみようとか自家焙煎店の珈琲屋さんめぐり
をする人やモカ好きの人にはどれどれとなります。

自家焙煎の珈琲の入門編としては、ブラジルとかグゥアテマラ
あたりのチョコ味を感じる豆をあげれば一発で虜にできるし、
解りやすいと思います。

何これ珈琲?ということになります。

それでも、その前にすっぱい珈琲の誤解を解いておきたいという
こともあり、やはり私好みの酸味に特徴のあるものや南国の
さわやかなイメージの味を求めてしまいます。

イエメンのモカも持っていますが、これはもっと焙煎が安定して
からでないと焼く気がしません。

そのエチオピアは焼いてみると豆が小さいこともあり、かなり早く
焙煎が進んでしまい、長い一ハゼの後、ほんの少しの緩衝時間の後
二ハゼに入ってしまいました。

ハゼに入ると今までの豆の中でも一番の煙の量で、濛々と白煙が
あがります。豆の小ささからしたら火力が強かったのでしょう。
煙が上がるということは、表面に油が出てしまいます。それでも
我慢してフルシテイまで煎って終了。

前回の焙煎より、こげ臭もなく心配した油もカメルーンほど
出ていません。やはり豆の特徴なのでしょうか。

コスタリカは、もともとお勧め焙煎度がシテイまでとなっていた
ので、パナマやジャマイカの豆のような感じをイメージしシテイ
で仕上げました。エチオピアの時の二ハゼまでの時間が少ないこと
のないように、最初から弱火にしてカバーもないまま焙煎し、
20分かけて終了。

カバーを付けないと炎が不安定で、ドラムを早回しするとその
回転の勢いで起きた気流でも炎が大きくなります。これらのこと
を考えても炎とドラムの位置が近すぎることと、カバーの形も
工夫する必要を感じました。

こちらも前回のようにこげ臭なく出来上がりました。

期待十分なできですが、金曜日のこともあり、直ぐ飲むことは
控えて味が安定するまで待ってみます。
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