King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

専用コンロも効果なし

2009年11月14日 00時51分11秒 | 珈琲
昨日の焙煎はがっかりな結果になりました。

煎ったのは、マンデリンとカメルーンロングベリー
です。

パナマ・ゲイシャもロングベリーで感じとしては
似ているのではと注文したものですが、ハンドピック
時にはかなりのくず豆が出て、どこまで取り除いたら
いいのか悩むほどでした。

ただ、これはハンドピック時から生豆の臭いの他に
煎りあがりの珈琲のいい香りがしたのです。
これはおいしい珈琲の出来上がりの予感のようなもの
で、今までにないものです。

それが実際には、こげ臭の珈琲となってしまいました。

でも、やはりゲイシャと同じように豊な甘みがあり、
こげ臭の裏に花の香りもしました。

もしかしたら、ゲイシャみたいに煎りを浅くした方が
より表情豊な味になるのかもしれません。

まあ、自家焙煎でもしていなければ出会うことのない
豆です。

アフリカ高地でしか珈琲はとれないと思っていたら
東海岸の国でも取れるというのははじめて知りました。

マンデリンは私は好きな豆ではないのですが、この豆が
一番好きだと言う人は意外と多く、この豆をとにかく深く
煎って飲むのが通だと信じている人もいます。

私の印象では、東南アジアの豆と言うとインスタント用か
ブレンドしないと飲めないという感じを持っています。

バリでもマンデリンでもブラジルのような中庸な豆を
合わせるととても安心感が広がり、厚みも増すと感じ
ます。ブレンドとはない物を足しあうのではなく、逆に
消して厚みを出すことだと思います。

焙煎度をあわせるというのも、下手に足を出したよな物に
しないための物で、消し合うからこそ多くを足しては
いけないということだと思うのです。

業務用珈琲として、6種もの豆をいれて、なおかつ
アクセントのように深入りのメキシコを入れるなんてのを
見かけましたが、ブレンドの出発点が違うのだなあと
感じました。
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