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★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
あんたがその本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ。
「おばあちゃん、幽霊になってもこれが読みたかったの?」
「おばあちゃん、幽霊になってもこれが読みたかったの?」
運命を変え、世界につながる小さな魔法「本」への愛にあふれた短編集。
「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、
「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、
病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。
初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。
持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。
無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。
『この本が、世界に存在することに』改題。
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ずいぶん前に仕事のために読んだもの。
いやー、びっくりした。
ブログの記事によると、改題前の『この本が、世界に存在することに』を
2008年に読んでいるのだけど、本当にまったく、一フレーズたりとも、
記憶に残っていなかったから。
角田さんの本の中でも、割と好みだったと書いているのに、
まったく覚えていない。
本にまつわる短編集で、作品同士のリンクはなし。
収録作品は以下の通り。
「旅する本」
「だれか」
「手紙」
「彼と私の本棚」
「不幸の種」
「引き出しの奥」
「ミツザワ書店」
「さがしもの」
「初バレンタイン」
「不幸の種」と「引き出しの奥」が好き。
小中学生にも読ませたいのだけども、
メインじゃないところで性的な言葉が出てくるので
気軽に勧められないのが残念。