金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

大河ドラマ「べらぼう」♯2・3

2025-01-19 21:18:57 | 2025年に見たドラマ・アニメ

惹かれる登場人物がいないのと、

暴力を振るわれる描写が頻出するのとで

いまいち入り込めないでいるのだけども、

情報の出し方や一話の中での山場の作り方、次回へのヒキなど

作劇は本当にうまい。

小芝風花ちゃんの花魁も、

第2話で色っぽさ・聡明さ・気高さがしっかり表現されていて、

とてもよかった。

 

主人公、まったくうじうじしない……というか、

メンタルの強さが異常。

袋だたきにされてもめげないし、

親父さんに暴力振るわれて追い出されても

ちっとも揺らがず、親父さんを怒らせた出版物を

「見てよ!」と本人のところへ持っていく鋼の精神力。

アイディアマンで行動に移すのも速く、

物怖じせずに人を使うし、めちゃ有能。

長谷川をカモりまくって大金を巻き上げても、

あんまり罪悪感を感じてなさそうで、

変に主人公をいい子にしない割り切りが潔い。

人間味を感じさせる描写があまりなく

(女郎たちを思いやるのも、本人の人間性というよりは

 主人公だからという必然性を感じる)、

見ていて主人公のことで感情を揺さぶられることがなさそうなのも、

なんだか不思議な感じ。

 

カモられまくってた鬼平はついに財産を使い果たしてしまったとのこと。

しばらく出番はないのかな。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ『ビックリマン』♯13~18

2025-01-18 16:11:03 | 2025年に見たドラマ・アニメ

Disc2は第13話から第18話、始祖ジュラ復活まで。

第13話から30分枠になった模様。

たしか第15話が放送された日の前後あたりから

わが家にビデオデッキが導入されて、

そろばん塾に通い始めて見られなくなっていたこのアニメを

見られるようになったのだった。

数回見直していたため、この辺りの話はよく覚えている。

 

じいさん2人が仲良くはしゃいでるの可愛いね。

天使と悪魔の戦いもまだ牧歌的というか、

悪魔も一斉攻撃を仕掛けてこないため、単なるじゃれ合いに見える。

相手が平の天使であっても、

単純に自分よりデカい相手はサタンマリアも怖いのね……とほっこり。

 

若い悪役が、老人から大切なものを巻き上げてパワーアップするとか、

今も昔も変わらぬ「悪」の印象付けがなされている一方、

若い美女:天使

醜い老婆:悪魔

という、正直すぎる、昨今のような配慮のないキャラ付け

(この世界では概念が擬人化したうえに、善悪の二項対立で成り立ってる)に

見ているこっちが慌ててしまう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ『ビックリマン』♯1~12

2025-01-11 16:31:40 | 2025年に見たドラマ・アニメ

アニメ『ビックリマン』♯1~12

 

いとこにもらったDVDを処分するため、

20年ぶり?くらいに再視聴。

小学生のとき、シールも集めていたし、アニメも毎週見ていた。

そういえば、初期のころは1回15分で

「メイプルタウン物語」との二本立てだったんだよな~と懐かしい。

DVD1枚目は、魯神フッド・ピーター神子登場回まで。

最初は1エピソード使って1人の仲間を獲得していたのに、

単調になるのを防ぐためか、第11・12話で一気に3人登場して

緩急つけている。

 

大人になった今見てみると、

子ども向けのわりに、結構難しい言葉を使ってる。

でも小学生だった私もビックリマンでかなり漢字を覚えたから、

子どもの興味を強烈に惹くコンテンツって、

学習意欲を高めることにもつながってるんだろうな。

『鬼滅の刃』で漢字覚えた子多いっていうし。

キャラクターの元ネタとか「対立する概念」なんかも

これで知識としてインプットされた気がする

(小学生に、「ロビン・フッド」との抱き合わせで

 「魯迅」を受け入れる下地をうっすらすり込んでるの、すごいと思う)

 

今見ると、

「次界に行ったらどうなるのか、問題がどう解決するかもわかってないのに、

 えらく素直にみんな『次界に行く』って目標を受けて入れてるな」

とか、

「弱くてまったく役に立ってない聖フェニックスが

 『高貴なお方』として、ナチュラルに『様』付けされてる……

 そういやこの世界、階級社会だったな」

とか、

「敵方の攻撃に対して第8話まで『様子を見よう』を継続してるの、

 ダメな指導者じゃん!!」

とか、当時はまったく気にならなかったことが気になる。

女の子の描き方には時代を感じるところがあって、

ヴィーナス白雪ちゃんはマジで「王をダメにする若い愛人」ポジションで、

十字架天使は可愛い(し、セクシーだ)けど、

基本的に足手まといのぶりっこである。

子ども心にも、この2人に反発を覚えていたのだけども、

今見ると、ナチュラルにこういう振る舞いができるのが、

「可愛い女の子」なんだよ……!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大河ドラマ「べらぼう」♯1

2025-01-05 21:33:01 | 2025年に見たドラマ・アニメ

今が旬のイケメン俳優を使って、

「三日間、トイレどうしてたん……?」

って心配させないでくれ!

 

というわけで今年の大河ドラマ、スタート。

かなり危ういというか、冒険してるドラマだな、と思った。

吉原のきらびやかな部分だけを見せてごまかさなかったのも、

大部分の登場人物が当時の価値観に沿った言動をしているのも

わりと好印象なんだけど、

子どもと一緒に見にくいし、

1話めから主人公に嫌悪感を抱いて離れていってしまう人も多いように思う。

というのも、女郎たちに寄り添っているように見える主人公だけど、

吉原に客を呼び、盛り上げるという目標は、

叶ったところでまったく女たちの救いにはならないもの。

女郎たち自身ではなく、女郎たちを使って儲ける側の視点で描いてるの、

これはこれでありだと思うんだけども、

それとは別に、やっぱり不快感が拭い去れないんだよな~。

当時の価値観に沿って描いてほしいという思いとのジレンマ……。

序盤のファンタジーな綾瀬はるかと、独特の味付けをされた鬼平で、

印象は多少ソフトにはなってるけど、

視聴者をかなりふるい落としてしまいそう。

現時点では、

「面白くなりそうな予感はあるのだけども、脱落の予感もする」

という感想。

 

横浜くん、演技してるの見るの初めてだけども、

主人公の江戸っ子キャラとあまり合っていないような?

回を重ねたら馴染んでくるかな?

 

横並びで現われる悪の忘八軍団は面白かった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする