第42話「夢のゆくえ」
主人公が反撃されてこんなに嬉しいドラマ、
他にある!?
実朝は予想外のことを言い出すわ、
反抗期の息子は知恵を付けて
恫喝で押さえ込めなくなってるわ、
丸め込んだと思っていた姉も実朝につくわ。
一応味方であるはずの平六も
北条第一のやり方にチクリと言ってくるし、
味方が時房だけになっちゃった。
わはは!
……いや、悲劇になると知っているのだが、
一瞬だけでも反撃してくれて溜飲が下がったよ。
「鎌倉のため」「息子の代になってからのため」という
小四郎の考えも一面では真実なんだろうけど、
・「鎌倉殿を責めているのではない」
と言いながら息子と同僚を恫喝して、
結局実朝を責める
・「こちらの意向に沿って息子をたしなめないと、
息子を殺す」
と実の姉を脅す
・事前にちゃんと説明すればすむ話なのに、
わざと失敗させて実朝の心を折る
と、やり方に悪意が満ち満ちてるから、
結局パワハラしてるだけじゃん、って結論になっちゃうんだよ。
板東に政治のできる人間が少ない、という事情はあるにしても、
「ちゃんと教育すれば防げた悲劇じゃん!?」
なんだよな、頼家も実朝も。
頼家は、このドラマでは比企だけが教育を担当してたから
(梶原や仁田も乳母夫だった説がある)、
ある程度は仕方ないところはあったんだけど、
実朝の場合、ローティーンのうちに鎌倉殿になって
それなりに教育プログラムも組んでいたんだから、
小四郎や広元が
「そうしたら、こういうことが起こって、こうなりますよ」
って説明すれば教育できたことない??
小四郎、ずーっと、ちゃんと説明もしないのに、
「自分の思うとおりに動かないから、
心をへし折って無気力にさせる」
を繰り返してるんだよ。
孫の顔になった泰時、可愛いね!!
彼が父親に対して強く言い返せるようになってきたのと
(小四郎、言い返せなかったもんな)、
現実的な妥協案を出せるようになってきたのが救い。
【その他いろいろ】
・「上皇様の生き霊イベント」、再び発生。
・史実ではよぼよぼのじいさんのはずなのに……というツッコミを
逆手にとってネタにしてきた八田殿。
最後にこれ以上ない筋肉ムキムキイベント。
・平六、脱ぐ必要あった!?!?(2回目)
・八田殿、小四郎の頼みで小細工するのかと思ってた。
そうじゃなくて本当によかったけど、
「これで引退する!」という退職の記念になるイベントを
せこい小細工で台無しにされて本当に可哀想。
・慈円僧正、似顔絵のときもそうだったけど、
鼻がチャームポイントなのね。
・丹後局と時政パパの再登場は意外。
りくさん京に行っちゃったのか~。
磯山さやかをどう使うのか謎だったんだけど、
「時政パパ、鎌倉追い出されても楽しくやってます☆」
という演出だったのね。
・時政はモテキャラなのに……
小四郎にも泰時にも、そこは受け継がれなかった模様。
・実朝&千世ちゃん、可愛いね……
ずっと平和で仲良くしていておくれ……(叶わぬ願い)
・上皇様サイド、鎌倉を見下してるんだけど、
実朝を応援して小四郎を押えようとしてるのは本当なので、
実朝シンパとしては複雑!