先日友人と山本能楽堂の能入門講座、抹茶・お菓子付1000円というのに参加することになった。
講座は2時からということでせっかく街中へ出て行くので午前中は建築巡りもついでに!と思ってたら・・友人も興味があるというので私が案内することに。
ウォーキングを兼ね、梅田から歩いて堂島、北浜辺りの建築を巡り、更に南船場の堺筋倶楽部アンブロシアへ行ってランチ&建物内部見学。
そして谷町4丁目山本能楽堂へ行くというスペシャルプランを立ててみた。
建物巡りは初めて、という友人だったが楽しんでくれて、近代建築の魅力にもはまった様子!
まず最初に訪れたのは私も初めて見る堂島にある中央電気倶楽部。
内部も見れてこの建物だけでももう十分満喫してしまった~
中央電気倶楽部は、昭和5年に葛野壮一郎設計により建築されたビルで大阪倶楽部や綿業会館と並び大阪を代表する倶楽部建築の一つなのだそう。
外観はイタリア風のスクラッチタイルで覆われ、テラコッタ装飾が数箇所入れられている。
建物の天辺には飾り壷がいくつか載せられていた。
入り口近くにはめられていた優美な花のレリーフ。
会員制の倶楽部なので使用は会員か会員の紹介のみということだったが、一声掛ければ見学は館内もどうぞどうぞ!という感じで快く見学させていただけた。
内部は、1階が大理石、2階はタイル、3階は木と各階それぞれ違った素材で仕上げられていて、階段を上がる度に雰囲気がガラッと変わるのでそれだけですごく楽しめた。
ここは一階、奥にはロビーや喫茶、ビリヤード室などがある。
2階のロビー。
2階のロビーには赤褐色と緑のタイルが美しい暖炉が二箇所あった。
3階は木の素材でシックにまとめられていた。
3階の大食堂。
そういえば、この大食堂で懐かしの昭和歌謡聞きながら特別ランチを楽しむイベントが情報誌に載ってた。
大阪倶楽部でも「レトロ建築で楽しむコンサート&ランチ」と称するイベントを新聞で募集してたけど、最近レトロ建築でランチが流行ってるのか?!
大食堂入り口上部の飾り。
大食堂の暖炉、この大理石を切り込んだ模様がシンプルだけどとてもかわいい。
大食堂の中の個室の仕切り。ガラスの模様が優雅。
大食堂の個室。
4階大ホール前の吹き抜けの空間も素敵だった。
大ホールは使用中の為、残念ながら見ることができなかったが、パンフレットの写真を見るとすごく立派な格天井がある様子。
ホール前の吹き抜けの天井にはこんな色鮮やかなモザイクタイル?
ホール前の階段を上がってアーチの向こう側に敷かれていたタイルも気に入ってしまった。
建物のあちこちにちりばめられたさまざまな素材の装飾を楽しめた。