北野天満宮からタイルを巡りつつ、堂本印象美術館へやってきた。
ずいぶん前に一度来たことがあり、リピートしたいと思いつつなかなか
機会がなかったけど、レンタサイクル使うと、はしごも楽々。
昭和41年に開館した美術館は、ヨーロッパなどを旅した堂本印象が、現地で見た宮殿や邸宅を用いた美術館をイメージし、印象自身が手がけたそう。
たしかに、、ヨーロッパへ行くと、古い邸宅や教会などが美術館に改装されていて、建物自体も見応えがあって、建物と美術品とが一体となった展示を見ることができる。
外観だけでも見どころいっぱいで、大小の石がモザイク状に埋め込まれていたり、
窓の面格子も、自由な曲線を描いてる。
階段下の面格子も不思議なデザイン。
壁面にはレリーフ状に文様が入っていたり
エントランスには銅板で覆われた太い柱が上階を支えている。
その銅板にも細かく抽象的な模様が入る。
入口の引手にも、堂本印象の絵画が使われいて素敵。
そしてエントランスホール。
撮影はエントランスホールまでOK。
金色をふんだんに使った華やかな空間が広がる。
金色にカラフルなアクリル板?で装飾された壁面。
ドアノブもユニークな形。
隙間がないくらいに装飾された壁面。
エントランスホールは壁面を埋め尽くすかのように堂本印象のアートがさく裂
してる。
これはステンドグラスではないようだけど、、
樹脂でさまざまな素材を固めたようなアート。
抽象画のようでもあって面白い。
新館も外壁にはレリーフが。
庭園に置かれた椅子もそれぞれ堂本印象デザインのもので、
背もたれが個性的。
長いベンチも。
近くにある和菓子屋さん、笹屋守栄では堂本印象がデザインしたという包装紙が使われているというので行ってみた。
花のようでもある抽象的なデザインの包装紙が華やかで素敵。
包装紙を解くと、箱にも絵が描かれていた。
そしてここまで来たので、以前にも見たことがあった立命館大学へ
布目タイルを見に行くことに。
くすんだピンク色から紫のグラテーションのタイルが
上品で美しい~
ここの壁面は、表面がかすれたような雰囲気で、布目がはっきり表れてる。
こちらのタイルは、少し新し目かな?
くすんだピンク、茶の布目タイルが落ち着いた輝き。
遠目で見ると落ち着いたベーシックな印象の外壁に見えるが、
近寄って見ると、ほんとに一枚一枚がすばらしい。
こちらのタイルは、窯変のバリエーションがさまざま。
ベースの色味や布目は同じながら、校舎によって、微妙に変化が見られるタイル。
本当に美しく、、飽きないなあ。
ここの校舎の壁面は、ピンク味が強くて、
可愛い。
階段の壁面にも贅沢に貼られるタイル。
こちらの校舎も布目タイル貼り。
トーンが少し明るめ。
このエレベーター周りは、しっかり濃いめの色合いのタイル。
守衛室も、同様にタイルが貼られてる。
布目が強く現れてる。
ピンクの中に黄土味が強く出たタイルが混じっていたりと面白い。
校舎の広範囲に渡ってこんなクラフト感のあるタイルが貼られてるなんて、、ほんとに贅沢極まりない~
しかも全部同じタイルではなく、棟毎にベースは同じだが、変化が付けられてるのがすごい!とあらためて感じた。
最後に見つけたお家。
大判の渋いタイルが貼られてる。
玄関扉に入った面格子も素敵。
この日も北野天満宮の天神市からの堂本印象美術館→立命館大学のタイルとおなかいっぱいの1日だった。(2月前のことだけど;)
衣笠キャンパス(学舎)は建築家・富家宏泰が設計していて、外壁は「泰山タイル」らしいです。
https://www.ritsumei.ac.jp/archives/column/article.html/?id=260
そのようですね!
後に検索で知りました〜
棟毎に、微妙に色合いが違ってとても素晴らしいタイルですよね!