長野へ戻るまでまだ時間があったので、小布施へ立ち寄る予定だったが、渋温泉街を歩くのもおもしろそう!
と急きょ立ち寄ることになった。
車を駐車場に停めて歩き始めると見えてきた、元旅館の金具屋別館臨仙閣の建物。
臨仙閣の玄関周り。
内部もとても気になるが、ずいぶん前から営業はされておらず、公開もしてないとのこと。
大胆なフォント・・
「ひしや」と書かれているようだけど、ちょっと考えないとわからない;
温泉街の石畳の通りを歩く。
雰囲気があっていいなあ。
渋温泉には九湯の外湯がある。四番湯・竹の湯。
角間温泉同様、宿泊者以外は入れないのは残念だけど・・
タイル探しも忘れずに、
お店の床に貼られてたモザイクタイル。
独特な渋い色味のタイル。
パズル風タイル。
手でちぎった風のチップタイル。
金具屋の前にさしかかった。
ダメ元で見学をお願いしてみたけどやはりだめだった;
金具屋の外観だけ写真に収める。
温泉玉子が売っていたので買ってみた。
ゆでたまごじゃなく、黄身がとろとろの温泉玉子は食べにくかった。
自分的には高温の温泉水で茹でた固ゆでの玉子が好き。
金具屋以外にも内部が気になる立派な旅館がぽつぽつある。
外湯は宿泊客のみだけど、足湯は入れるみたい。
こんなタイルも珍しいなあ。
昭和レトロな射的場もあった。
立派な唐破風のついた旅館の入口。
持ち送りのデザインも変わってる。
細かい布目の和風のボーダータイル。
とても深いブルーのタイル。
きれいだ~
こちらは深みのあるグリーンのタイル。
グリーンの濃淡が美しい~
夜になるとネオンが光るであろう、こんな路地も発見。
スナック333
思わずベトナムのビールを思い出してしまった。
同じ路地にこんな看板も。
プラスチックの切り絵風の看板。
何と向かいの壁には、こんなモザイクタイル画もあってびっくり。
なにかの物語の一コマのようなモザイク画。
スナックのある路地には似つかわしくない・・
路地を進むとびっしりとタイル貼りの建物が。
何気に前を通った旅館小澤屋の塀にも、
モザイクタイルがびっしり。
渋い取り合わせ。
先ほど見たのと同じようなタイル。
前の黄色の花とのコントラストがきれい!
元たばこ屋のショーウィンドウらしきものも
モザイクタイルがびっしり。
オレンジとグリーンのタイルが可愛い。
微妙なラインが入ったモダンなタイル。
そして古そうな三角屋根の洋館を発見。
急な傾斜地に建っていた下見板張りの建物で、
何の建物だろう~と見ていた時、タイミングよくお隣の建物から持ち主の方が出て来られた。
伺ってみると、住宅だったようだけど、長らく倉庫として使ってる、とのこと。
中が気になったので伺ってみると、1階部分を見せて頂けた。
天井はティンパネルが貼られていてびっくり。
縁取りの装飾が細かい。
間口は狭いけど、奥行きがかなりありそう。
持ち主の方が、更に上に大正時代の建物がある、と言われたので見せて頂いた。
斜面を上がると見えてきた建物。
もう廃墟化してるようだったけど、、
「庵心亭」?と看板が下がってた。
旅館の離れのような雰囲気。
その高台から見た洋館の屋根。
更に先を行くと、旅館よろづやにはモザイクタイル貼りの円柱が何本も立ってた。
こちらの本館には登録有形文化財になっている純木造伽藍建築の桃山風呂というのがあるようだ。
HPで見るとすごそう・・
縦長の細かいモザイクタイル貼り。
渋温泉から安代温泉に突入。
安代温泉の共同浴場、安代大湯。
この建物の周りには細かい布目地のボーダータイルが縦にびっしり貼られてた。
飴釉の濃淡がきれい。
側面には窓がリズミカルに並んでる。
ネットで見ると、中はモザイクタイル貼りの温泉のよう。
旅館安代館は明治35年創業。
築100年以上たつ木造三階建ての内部には朱塗りのらんかん橋や傘天井があるらしく、興味深い。
閉ざされていたが、元旅館の佇まいを残す建物。
最後にすごくきれいな釉溜りのあるタイルを見ることができた。
思い切り凹凸のあるタイルにたっぷりかかった釉薬。
溜まったところの発色がとても美しかった。
渋温泉の町歩きを堪能!
温泉街はやはり風情があって、歩くだけで楽しく、タイルもたくさん見つけることができてよかった。
この後は長野駅へ向かった。