牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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「薄旨」という言葉があるんですね。このチリワイン、むやみに濃いのではないし、薄くても水っぽくないです。

2021-02-24 19:55:23 | 酒のご紹介
                          

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「ほぼ日」で夕食時にアルコール(ほぼ醸造酒)を楽しんでいますが、ティスティングメモなどはとっていないので、特に違う日の比較は難しい

そんな中、昨日は身内の家に行ったりしたこともあり前日の残りではなく新しいワインを開け、しかも2日間(=2本)ともピノ・ノワールということで、その2本が目の前に



早速比較してみました。


1本は不動在庫の関係で、清水の舞台から飛び降りる思いで買ったジュヴレ・シャンベルタンで、もう1本はこれも不動在庫ではありますが、気軽に買った、チリワイン

上で書いたように、どちらもピノ100%ですが、社販のお値段では5倍くらい違います。
テレビでやっている「どっちが高いワイン?」という感じですね。

実際、飲み比べてみると、、、、このチリワイン、イイです。

「(むやみに)濃いほうがチリ」という先入観があったのですが、このチリワインはまず色が薄め(明るめ)
味わいも薄めですが、水っぽいのではなく、酸と甘みのバランスも良く、締まっています。
そう、新大陸のワインぽくないし、太陽サンサンの南仏のピノでもなく、ブルゴーニュのピノの味わいです。

一方のブルゴーニュの代表格のジュヴレ、これも色合いは薄く、明るく、2014ヴィンテージだからでしょうか、ちょっと褐色が入っている感じ。
赤い果実+埃っぽい複雑な香りで、酸はしっかり。チリに比べると甘みはあまり感じませんが、こちらのほうがバランスが良いです。

甘味ってほどほどであれば旨味にもなるので、この辺りは好みだと思いますが、比べるとチリは甘みがちょっと強いかも

あまり筋の良いメモにはなっていませんが、思い出して比べても、このチリはブルゴーニュと間違えそうですよ。

ちなみに名前は「センサシオネス シングル ヴィンヤード ピノ ノワール レセルバ」というのですが、ネットで感想を探してみると、、、、

とてもチリのピノとは思えぬ薄さ。薄旨ブルゴーニュのよう。(中略)全く違和感のない口当たり。ブラインドで飲んだらどこのワインかわからない。ボーヌあたりの、洗練されきっていないブルゴーニュ広域もののような印象がある。

外観は輝きのある明るいルビー。(略)抽出がイマイチなのかと思ったら香りから捉えられるワインの凝縮感が凄い。(略)チリの1,000円程度のワインでこのクオリティなら相当コストパフォーマンスが良い。

色は薄めのルビーレッド、エッジまでほぼ同じトーン。(略)口にすると、豊かな果実の甘み、中程度の酸、やや強めの苦味、軽めのタンニンの収斂味。香りだけだと、これはブルゴーニュか?と思う位の良い香り。

「薄旨」という言葉は初めて知りました。確かに、カヴェルネの場合は、新大陸が「濃旨」で、ボルドーは「旨い!」ですが、ピノだと、新大陸は「濃安」でブルゴーニュは「薄旨」という感じ。)

それはさておき、結構似たような感想が多いですね。
このチリはあと6本くらい不動在庫として残っているので、また試してみましょう。




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