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八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

「努力」はカッコ悪いか?

2007年06月01日 11時56分45秒 | 散ドラ諸君への喝!

世の中が豊かになると、どうしてもハングリーさがなくなってきます。身分制度がなくなり、自分の努力次第で立身出世(簡単に言うと偉くなること)が出来るようになった明治時代の日本では、それは皆一生懸命勉強して、大学生の知識・教養も今の大学生とは比べものにならないほど高かったと言います。同じことが今、中国やインドで起きています。10億人の人口の国でそういうことが起きるとスゴイですよね。今、世界のIT産業を支えているのはインドといっても過言ではないそうです。

 

でも、豊かな世の中になると、偉くなるためにとか、豊かになるために努力をする人が少なくなるのは仕方がありません。努力しなくても既に豊かなのですから。「努力」する人が相対的に少なくなると、努力することがカッコ悪いとか、ダサイと見られることもありますが、どんなに世の中が豊かになっても努力する人はいなくなりません。それは豊かになるためにではなく、自分の目標ややりがいに向かってのチャレンジだからです。松坂投手は、夢は「見るもの」だからと、「目標」という言葉を使いますが、誰かのためにや何かのためにではなく、自分の目標のために努力してきたのです。桑田投手だって、数々の栄光を手にし、引退後の生活(指導者・解説者など)が約束されているのにあえてマイナー契約(いわゆる二軍。メジャーとは天と地ほど待遇が違います)で、メジャーを目指して努力しています。これも自分の夢のためです。

 

豊かな世の中にになると、世の中全体のハングリーさはなくなるかもしれませんが、本当の意味で自分自身のために「努力」できるようになった、とても幸せな時代だと言えます。これは別に野球に限ったことではなく、サッカーでもいいし、科学者になってノーベル賞を目指すことでもいいし、ミュージシャンになることや先生になることかもしれません。

 

「努力」は決してカッコ悪いものではありません。努力の結果自分の目指すものを手にした充実感は、一生懸命「努力」した人にしかわかりません。それが見つからない人が、カッコ悪いなんていうのです。努力できるものを見つけられた人は幸せです。自分自身のためにぜひ努力してください。

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