散髪に行ったら思いのほか混んでいたので、普段読まない週刊誌を手に取ってみました。その中にプロ野球の記事があり、伸びる選手と伸びない選手の話が書いてありました。
伸びる選手というか、伸びた選手の代表格としては、西武の菊池雄星選手が取り上げられていました。菊池雄星選手の注目のされ方は、今年の大谷、藤浪を足したくらいで、狂想曲と言ってもいいほどでした(「毎日、雄星!」)。そして、心配していた通り、自分を見失い、ケガをし、そしてコーチとのいざこざなどにも巻き込まれました。それを雑誌の中で本人談として「遠回りした」と表現していました。遠回りはしたものの、それを無駄にせず、そこから何かを学び、乗り越えた結果が、今年の目下防御率ナンバー1という安定感になって現れています。記事の中では、石井一久や岸などの主力投手とともに練習し、彼らからいろいろ学んでいることが大きいとありました。遠回りしたものの、4年目での開花は、大学へ行ったと思えば、決して遅すぎるものではありません。
対して、伸びない選手の代表格として斎藤佑樹選手があげられていました。斎藤選手については、私もたびたび書いてきました(「田中投手と斎藤投手」)。入団時には、桑田さんや星野さんが、「まずはストレートを磨くことが大事」と発言していました。しかし、現状は伸び悩みもいいところです。田中将大、前田健太、澤村拓一らの同学年が着々と地歩を築く一方で、斎藤投手は二軍落ちしたまま、先行していた人気や話題もだいぶ薄らいできました。記事の中では、入団当初、自発的に教育係を買って出ていたダルビッシュのいうことも聞かず、ダルビッシュも匙を投げ、二人の関係が悪くなったのは有名な話だとありました。事の真偽は分かりませんが、先の桑田さんや星野さんをはじめ、誰もが思うことをまったく聞き入れていないのは明らかで、これを「意思が強い」と言うのか、「ひとりよがり、傲慢」と言うのかは、現在の結果が表わしていると思います。
伸びる、伸びない要因が、他人の話に耳を傾けることだけにあるとは思いませんが、他人の話に耳を傾けるようになる要因としての、「今よりも成長したい」と思い、そのために「自分の課題がどこにあるか」を知ろうとする探究心があるかどうかが、伸びる、伸びないを分ける根本的な要因だと思います。
散ドラ諸君にも通じることですね。
今日のジョグ
浅川沿いを走りましたが、草が青々としていて見ているだけでも痒くなりそうでしたが、家に帰ると案の定、胸から腹にかけて赤くなっていました。久々に6分/kmで走れましたが、前のように、ごく普通の楽なペースでもありません。なかなか元に戻らないものです。
19km 1時間54分07秒