八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

ビデオ判定!

2017年03月22日 23時21分04秒 | プロ野球・高校野球

失点率など通常の野球の試合とは違うことが多いWBCですが、準決勝以降は本塁打以外にもビデオ判定が採りいれられていることも、その一つです。しかも、回数制限などがある「チャレンジ」ではなく、何度でもアピールできる点も、通常とは異なります。

 

今日の試合も、きわどいプレーではほぼすべてアピールがあり、ビデオ判定となりました。その結果、日本側に不利に判定が覆るケースが2回ありました。

 

一つは、松田のファインプレーからダブルプレーをとったプレーが、菊池の足が離れるのが早いと判定されたケースで、もう一つは、松田の内野安打がアウトと判定されたケースです。

 

日本にとっては不利な判定でしたが、ビデオを見ると確かにその通りでしたので、仕方のないところです。特に、菊池のプレーは結局点にはつながりませんでしたが、日本で普段慣習的にやっているプレーを改めるよい機会になるのではないかと思います。

 

一方で、山田の盗塁へのアピールは、判定が覆らずセーフでしたし、松田の一塁送球も判定通り、アウトのままででした。権利とはいえ、きわどいすべてのプレーをビデオ判定していたら、審判の存在意義とは何かと思ってしまいますし、試合の流れが途切れ、試合時間がいたずらに長くなります。回数制限など、何らかの改善が必要ではないかと感じます。

 

一方で、小林の盗塁阻止の送球にはアピールは入らず、走者も即座にベンチに帰りました。クロスプレーにぼすべてアピールが入る中、アピールがなかったという事実をみても、このプレーはとても価値の高いプレーだったと言えるでしょう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WBC準決勝アメリカ戦!惜敗!

2017年03月22日 18時56分50秒 | プロ野球・高校野球

今日は休みで、WBC観戦です。こういう時は、平日休みもラッキーです。しかし、ロサンゼルスには珍しい雨で、8時の試合開始が2時間以上遅れました。

 

今日の先発は、日本のエース菅野ですが、第2ラウンドでは調子がイマイチでした。今日はどんなピッチングを見せてくれるのかと少し心配でしたが、小雨が降り湿度が高い環境も味方につけ、気合が入った素晴らしい出来でした。得意のスライダーなどの変化球だけではなく、要所要所で力のあるストレートをずばずば投げ込み、メジャーリーガーたちを手玉に取りました。

 

動きがあったのは、4回です。これまで数々の好プレーでチームを救ってきた名手菊池が、先頭打者の正面のセカンドゴロを弾いてしまいました。イレギュラーしたと言っていましたが、それほど大きな変化には見えず、菊池なら捕れたであろう球でしたが、正面の打球でどこかに油断があったのかもしれません。しかも悪いことに、弾いたボールは後ろに大きく転がり、二塁進塁を許してしまいました。これまでチームを救ってきた菊池に応えるためにも、ここは無失点で切り抜けたかったですが、菅野も数少ない失投がここで出て、スライダーが甘く入ると、レフト前に打たれて、先制点を与えてしまいました。

 

嫌な展開ですが、その後の菅野は立ち直り、5回、6回としっかり締めます。特に、6回は先頭打者にヒットを許すも、小林が盗塁を刺してピンチの芽を摘むと、二死から4番打者の外角低めにずばっとスレートを決めて、バッテリーも打者も誰もが納得の見逃し三振にとり、流れをぐっと引き寄せます。すると、その裏、エラーをした菊池が右方向におっつけて値千金の同点ホームランを放ちました。右翼手が絶妙なタイミングでジャンプしたので、一瞬捕られたと思いましたが、その少し上を越えてスタンドに入っていました。菊池選手の中で、あのエラーは消えないでしょうが、見ているファンにしてみれば、自分でミスを帳消しにする一打でした。

 

しかし、試合はここから難しくなります。日本は、絶好調千賀を投入し、自慢のストレートとフォークで、三者連続三振にとりますが、アメリカも次々にメジャーのセットアッパー、クローザーを投入し、日本を封じます。アメリカの投手は、それぞれが投球フォームもユニークなら、日本のようにキレイな球筋の球を投げる投手もおらず、左右上下に動く厄介な球ばかりで、日本は手を焼きます。

 

そんな中、8回表です。好事魔多し、とでも言うのでしょうか。千賀が先頭の脅威の8番スタントンを4者連続三振で一死として、若干油断があったでしょうか。後続に連打され、二三塁のピンチを迎えます。日本は満塁策ではなく、内野が前進守備でバックホーム体制です。そこへ次打者は、狙い通りの三塁ゴロ!バックホームで二死と思った瞬間、何と松田選手がファンブル。すぐに拾い上げますが、既にホームは間に合わず、瞬時に切り替え、一塁アウトとしましたが、試合終盤で非常に痛い失点となりました。

 

その裏、ラッキーボーイ小林に代えて内川。外に逃げる球もしっかり追いかけライト前に転がします。1番山田がしっかり送ります。菊池は三振で倒れるも、青木が粘って四球を選び筒香につなげます。今大会青木の調子はイマイチですが、今日も2四球を選ぶなど、自分に出来るやり方で貢献しています。そして、今日一番の山場で4番筒香です。超変速フォームの投手ですが、最後甘く入ってきた球を捉えて、ライトに飛んだ当たりは、角度的には「行った~」と思いました。が、しかし、微妙に動く球にわずかに芯をはずされたのか、ライト定位置のフライとなりました。たられば、はないのですが、もしも、ここでしっかり捉えていれば、と思いたくなります…。残念。

 

続く9回表、日本も平野、宮西、秋吉と惜しげもなく投入し、ゼロで抑えて流れを持ってこようとしましたが、8回の攻防がやはり肝だったようで、 裏の日本の攻撃は、中田、坂本、松田があっさりと倒れ、ゲームセットとなり、2大会連続のベスト4で終わりました。

 

選手たちはこれまで7試合全力を尽くしましたし、ミスをした選手を責めることは出来ませんが、これだけのレベルの選手たちが、ギリギリの戦いをする舞台では、ミスをした方が負けるというのは紛れもない真実のように思います。それと、メジャー仕様の動く球をどのように攻略するのか。これが次の大会に向けての日本の課題のように思います。

 

負けはしましたが、今回も熱い戦いを見せてくれた侍ジャパンに拍手です

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする