第1ラウンドで快勝した相手とはいえ、かつての最強豪国で、負ければ後がないキューバも、簡単には勝たせてくれません。
会社を早めにあがり、車中で試合経過を見ながらの帰宅です。折角、山田のホームランで先制しながら、エース菅野の調子がイマイチで、すぐに逆転されます。そして、4番筒香のチームバッティングなどで追い付くものの、すぐに次のイニングで勝ち越される非常に嫌な流れが三度続きました。
そして、6回、松田の振り逃げから掴んだチャンスに、今大会のラッキーボーイ小林誠司のタイムリーで追い付くと、7回表を松井裕樹がピシャリと抑えて、ようやく本日の負の連鎖を断ち切ります。
こうなれば、日本に流れが来てもいいところですが、日本もロングリリーフのキューバの抑えを掴まえることが出来ません。
そして、8回。松田がエラーで出塁し、秋山が左中間ヒットで一三塁とすると、ラッキーボーイ小林に代えて、代打内川。粘って、ライト線に深いフライを打ち上げ、犠牲フライとして、山田の先制ホームラン以来ようやく勝ち越し。そして、球場が騒然とする中、それまで制球が良かったキューバ投手の球がど真ん中へ。これを山田が見逃すはずもなく、レフトスタンド中段に2ランを打ち込み、ほぼ試合を決定づけました。
最終回は、オランダ戦に続き牧田が登板です。激闘のオランダ戦を抑えた自信か、まったく危なげなく、まさに「手玉にとる」といった表現がぴったりの投球で、ぴしゃりとしめてゲームセットとなりました。
オランダ戦の石川、キューバ戦の菅野と、先発が崩れる展開は、想定外ですが、それでも勝てるようになったところに、日本代表のチ-ムとしての成熟を感じます。まだ、決勝ラウンド進出が決まったわけではありませんが、こうした厳しい戦いを通して、チームをより成熟させてほしいですね。がんばれ、侍ジャパン!