先日の連盟秋季大会初戦の待ち時間で、前の試合を見ていました。一方は、エンジ色のユニフォーム強豪南大沢オークスとすぐ分かりました。もちろん、全員うまいのですが、全体的に小柄ですし、それほど迫力がありません。
「今年の南大沢オークスは、小粒ですね」と監督に言うと、監督は「Bチームじゃないですか」との返事。背番号が若かったので、勝手にAチームと思っていましたが、調べてみると確かにBチームでした。そして、そのBチームは、散ドラが4回コールド負けした高尾オリオンズに勝利しました。Bチームとしては、とても完成度の高いチームで、さすがと思わざるを得ませんでした。たぶん、5年生でもレベルの高い子は、Aチームに入っているでしょうから、それ以外の選手でもこれだけの実力なのです。
毎年練習試合をさせて頂いている交友さんも、マサキ・タイヘイの代は、新6年生が1人しかいないと聞いて、互角に戦えるかと思ったら、その一人が素晴らしかったことに加え、新5年生以下も小柄ながら、皆すばらしい動きで、こてんぱんにやられました。
同じ学年なのに、一体、何が違うんでしょうね。
もちろん、能力もあります。どんなに頑張っても、能力は同じではないということは事実です。しかし、本当にトップレベルの一握りの選手はともかく、その他の選手たちにそんな能力の差があるはずがありません。
大事なのは、やっぱり「やるか」、「やらぬか」なのではないでしょうか。言い方を換えれば、「やる気があるか」、「やる気がないか」ということです。
中学、高校、大学、プロと、上のレベルに上がれば上がるほど、対応しなければならない、「やるべきこと」のレベルがあがってきます。しかし、学童レベルでは、やるべきことはそれほど難しいことではありません。それを「やるか」、「やらぬか」。その差が違いとなるのでしょう。そして、やるか、やらぬか、の違いは、どこにあるのか。
まず一番大事な前提条件は「野球が好きでたまらない(うまくなりたい)」ということでしょうし、その上で「競争がある(がんばらないと試合に出られない)」ということがあり、最後はやっぱり「勝ちたい(強い相手に負けたくない)」ということが大事なのではないでしょうか。
その点、散ドラは、野球が好きでたまらない子が入ってくるというより、何とか入ってもらってから好きになってもらおうというほど選手集めに苦労していますし、入ってからも競争というよりは、上級生になれば試合に出ざるを得ないような人数構成ですし、正直なとことここ数年は勝つこと自体がきわめて難しくなっています。これでは、「やる気」を出すのは、なかなか難しいですよね。
指導陣の一員として、勝てない言い訳をしているようですが、これが現実です。しかし、その中でも、何とか「野球を好きになってもらい」、少ない中でも「誰かに負けたくないとがんばり」、「試合に勝ちたい」と思うようなチームにしていきたいですね。いや、しかし、なかなか難しいですよね。
何かいい方法ありませんかね?
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