我が家は、9月に地デジ対応TVを買ったものの、もともとあったDVDレコーダーと接続するのに、別な配線コードが必要なようなので買ってつないだものの、アナログ放送の番組表しか取得できないため結局TV番組は録画出来ず、DVD再生のディスクの方もイヤな音をたてて止まってしまい、DVDレコーダーはHDDに録画したものを見るだけの機械になり果ててしまいました。数年前に大枚はたいて買ったものが、あっという間に二束三文になってしまうデジタル時代は本当にイヤなものだと思いました。
イヤだとは思うものの、子どもたちがくだらない番組を録画して見たりしますし、DVDも見られないでは困るので、やむを得ずブルーレイ・レコーダーを購入しました。過去何十年も使っていた赤・黄・白の音声・画像の入出力コードは不要で、録画方法もいかにもデジタルで、デジタル世代であるはずの子どもたちも感嘆の声をあげていました。
折角だからDVDを見てみようと思い、ロバート・デニーロ主演の『ミッドナイト・ラン』を見てみました。重々しくないロバート・デニーロ作品で好きな映画です。私が社会人となった1988年の作品ですが、ロバート・デニーロ扮する主人公のジャックは、これでもかというくらいタバコを吸っています。アメリカは日本よりも禁煙先進国ですが、20年前はバスの中でも、列車の食堂車でも、空港ロビーでも、飛行機の中でも、どこでもタバコが吸えたのですね。そういうば、ダイ・ハードでもずいぶんタバコを吸っていました。
昔はタバコが映画やドラマの大事な小道具になっていましたが、今や昔となりましたね。もう一つ、絶滅危惧種となっている小道具は、「固定電話」ですね。映画ではそれほどではありませんが、「電話がこない」だの、「電話がつながらない」だの、音楽の中では男女の切ない関係を表す上で圧倒的な存在感のある小道具でした。しかし、これも携帯電話の登場で、あっという間に駆逐されてしまいました。便利になるのはもちろんいいのですが、やはりノスタルジーも感じてしまいますね。
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