高校野球の予選は佳境を迎えつつありますが、西東京以外にあまり関心を払っていなかったら、関東のほかの県でもドラマがいろいろ起きています。
埼玉では、センバツ優勝の浦和学院が着実に勝ち進んでいますが、それは不思議でもなんでもありません。すごいのは二年生エース小島が完全試合を達成したことです。夏と違ってセンバツは仕事などであまり見られないまま終わってしまうので、浦和学院の活躍も見ていません。しかし、今日のスポーツニュースで見ると、小島投手は2年生ながら、しっかりタメが出来ていて完成度の高い投手で感心しました。そして、最後の打者がライト前に放ちながら、何とライトゴロで完全試合完成というのも、持っているなぁ~と思わせました。夏も注目です。
神奈川では、奪三振王の桐光・松井裕樹投手が登場しましたが、何と横浜に2対3で敗退しました。相手は強豪も強豪の横浜ですから、まぐれでも何でもないのですが、試合直後の両チームの反応を見れば、現時点での力は間違いなく、桐光が格上であったことは間違いありません。うちの娘なぞは、野球もよく知らないのに、松井が決勝に行く前提で、「神奈川にすごいピッチャーがいるらしいんで、神奈川大会の決勝を見に行くんだ」と言っていました。それくらいガチガチの本命だったわけですが、野球に絶対はないということです。
ニュースで見た本塁打は、ストレートを打たれたものです。その後を抑えたスライダーはやはり切れ味抜群で、高校生が打てる感じはありませんでした。しかし、ストレートはどんなに速くても絶対はないというこよですね(それに今日打たれたストレートは目が飛び出るほど速くもありませんでしたし)。今年、プロの世界の話題をさらっている大谷翔平も、昨夏は藤浪と話題を二分していましたが、結局甲子園には出られませんでした。多彩な変化球を持つ藤浪に対し、156kmの速球を投げてもストレートだけでは、勝てないということですね。
去年涙をのんだ大谷が今、一年目からプロで輝いているように、今日の悔しさを糧にまた大きくなってほしいですね。勝者がいれば、敗者がいるのは当然ですが、同じくらい努力していきた高校生たちのギリギリの戦いを見ていると、どちらも負けるな!という気持ちになってきますね。
最後まで甲子園のグランドに立っていることがどれほど大変なことなのかと改めて思います!
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