ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

世代間連鎖を絶とう

2012年05月10日 | 母子関係の確立
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親は知らず知らずに、自分を育ててくれた親の「まね」をしてしまいます。?無意識にしていることがたくさんあります。
親が潔癖症で、清潔に対して気にしすぎて、裸足の生活に不潔感を感じて土の上や砂場で裸足になることを注意したり、洋服が汚れるのを嫌がって育てると、その子が親になって子どもを育てるときに同じようにします。

病気に対して親が神経質になり、子どもを厚着にさせたり、外出を控えさせたり、外遊びをさせないで育てると同じようにします。
親から受けた愛情がわからないので、子どもに愛情を持って接することができない。?
ストレスがたまって子どもにあたってしまう、子どもが思うように行動してくれない。
?手をあげるのだってしつけだと思う。
自分もそうされてきた。
だから自分も知らないうちに気がつくとしている。
そして自己嫌悪に陥る。

?子育ての相談を受けるときに必ず「あなたはお母さんお父さんからどのように育てられた」と必ず聞きます。
多くの場合、無意識に親がしたのと同じようにすることがあるからです。
?また、育ちの中で不幸で辛い経験を持っている場合は、自分の育った過程を振り返ることがなかなか難しい場合があります。
?あまりにも辛い経験の場合は、記憶を封印してしまうからです。
?時間をかけてお話を聞きます。
また、ある親は「この子の私を見る目がとても気になります。
私のことを見据えているようで、多分私に怒りを持っているのです。
私にはわかります。
私には起こられる理由はないのですが、この子は私のことを怒っているのです。
母乳を与えようとするのですが、この子は乳首を嫌がります。」
この背景にあるのは、お母さんが怖い顔をしているから、赤ちゃんも怖い顔をするのです。
優しい顔で接してあげれば「笑顔」で大好きなお母さんを見つめてくれます。
?親が自らの情緒的欲求の満足を子どもから得ようとすると。赤ちゃんは自らの子どもとしての欲求を犠牲にしてでも、親の身体的および情緒的欲求を満たそうとする行動をとります。?
 親自身が子どもの頃に、自分の欲求よりもむしろ親の欲求を重視するような親子関係を持っていた可能性がある。?親自身の成育歴上の問題がこのような行動を引き起こしてしまいます。
何とかこれら負の世代間連鎖を断ち切ることが必要です。?そのためには、妊娠中の啓蒙活動が必要だと思います。




コメント (5)
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