ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

自己肯定感

2016年06月28日 | 子どもの成長

多くの親が、我が子を「心のやさしい子」に育てたいと思っています。

でもどうやって育てたらいいの?と思っているのではないですか。

 心が優しく心の強い子に育てるためには、生後6ヵ月~1歳半頃まで、親の愛を受けて育てられることが大切です。

愛を受けると、ヒトの感情をコントロールする海馬や扁桃体(海馬=記憶するハードディスク、偏桃体=記憶を基に感情を表す)が育ち、その結果、優しい心を持つ子どもに育ちます。

 親や周囲の人々から「いい子だね」「上手に出来たね」などと肯定されて育てられると海馬や扁桃体が育ちます。

失敗しても叱られるのではなく、大丈夫だよと励まされ成功体験を重ねていくと自己肯定感が持てる子どもに育ちます。

 一方、否定的に「おまえは愚図だ」「おまえはだめだ」「遅い」「出来ない」「可愛くない」などの言葉の暴力や体罰を受け、否定的に育てられ、失敗体験だけが積み重なると、海馬や扁桃体の神経細胞が減少してしまいます。

その結果、攻撃的な性格や、情緒不安定になります。

親が肯定的に育てていない場合は、祖父母や親戚、あるいは保育園の先生から

認められ、愛情をかけられれば、修正することができます。

 母乳は自己肯定感の熟成に効果があります。

以前にもお伝えしましたが、母乳は体を育てる栄養面だけではなく、心安定させる精神面での効果もあります。

自然卒乳することが大切です。親の都合で断乳することは子どもの心に、トラウマを残します。

 自己肯定感とは、自分は親に愛されている、私はできる、という感情です。

 その自己肯定感を子どもに持ってもらい、両親から自立させる過程が育児なのです。

お母さんの子育て教育は、子どもが生まれてからでは遅い、妊娠中から、お腹の赤ちゃん一体感を持つことが大切です。

それが「胎教」です。

おなかの赤ちゃんに話しかけることが大切です。

「胎内記憶」が心地よいものになるためには、おなかの赤ちゃんに語りかけ共に出会いの時を迎えるという意識を、共有することが楽しい子育てになる。

 その大切さを、教えるのは「産科医」「助産師」の仕事です。

妊娠中にたくさん学んでください。

 

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