ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

子どもの前では携帯メールはやめよう

2007年09月14日 | 携帯電話の弊害
最近よく見かける光景でとても悲しくなることがあります。
それは、携帯電話です。
昨日、あ電車に乗りました、その車内で3歳くらいの女の子とお母さんが横並びの座席に座っていました。
子どもを座わらせた瞬間から携帯電話を取り出し夢中で操作を開始しました。
興味があったのでその様子を見ていました。

女の子がしきりに、周りのことに興味があり、お母さん説明を求めるのですが、お母さんは携帯電話に夢中です。
適当に相づちをうって、子どもの顔を見ずに目は携帯電話にくぎずけです。
僕が下車するまでお母さんは35分間、子どもをほったらかしで携帯電話を操作しっぱなしです。どこまでいくのかわかりませんが、親子が下車する駅までその光景が続くのでしょうね。
そして、帰宅しても家事の間に続けらていくのでしょうね。
携帯電話依存症ではないかと思ってしまいます。
子どもの気持ちを全く考えられない母親ですね。

子どもの心や感情、あるいは言葉などの習得は、親とのコミュニケーションの中から作られていきます。
このままでは、この子はバランスの崩れた成育を余儀なくされます。

これは意味では「ネグレクト」ですね。

電車や外出は、いろいろな社会性を学ぶための絶好の機会です。
子どもに聞かれたらそれについて答える。子どもがまた聞く、それの繰り返しで多くのことを学んでいきます。

時には子どもに依存し、また時期が来れば他のものに依存することを、親からの育てのなかで植え付けられてしまったのですね。何かに依存していなければ自身の存在感が希薄な人です。
どこを見ても携帯メールに釘付けの人々ばかりです。
とても悲しいことですが、現実に多くの人が、このような親の予備軍です。


子どもの気持ちをもっともっと考えて欲しいです。
電車に乗る度に、男女が携帯電話に目を点にしている姿におぞましさを感じると共に、この国の行く末を想像してしまいます。

車内の女の子の寂しそうな顔が今も脳裏に浮かびます。
家にいても、母親はきっと携帯メールを送り続けているのでしょうね。

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2 コメント

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9月14日、NHKで「親の知らないケータイの世界、携... (hiromam)
2007-09-15 09:21:48
9月14日、NHKで「親の知らないケータイの世界、携帯電話に依存する子供たち」という番組が放送されていました。ご覧になられたでしょうか。
冗談でなく、携帯電話は日本を滅ぼすかもしれません。
私は携帯電話が大嫌いです。職業柄、電波の届かないところへはいけません・・・。
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投稿ありがとうございました。 (ひげ爺)
2007-09-15 10:05:37
投稿ありがとうございました。
携帯電話の普及は多くの問題点を含んでいます。
コミュニケーションツールが、人としてのコミュニケーション能力を低下若しくは衰退させていることは日本人を滅亡に追い込むかも知れませんね。

目下、続報を準備中です。
電磁波が与える人体への影響について資料をまとめています。
普及してから10年ですから確たるデータやエビデンスがあるわけではありませんが影響はあると思います。

妊婦のお腹の上での使用はお腹の赤ちゃんのためにもやめて欲しいですね。
それに子どもの使用も少なくとも高校生になるまでは身体への影響を考えて使用を禁止すべきです。



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