ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

おしゃぶりはいらない

2015年01月19日 | 子どもの成長

おしゃぶりにはマイナスの効果が多いです。

おしゃぶりで寝ぐずりやご機嫌悪いのが治まったとしても、それに依存してしまうと、今度はその「おしゃぶり離れ」が必要となります。

 

あかちゃんは、泣くことでさまざまな要求を訴えてきます。

それをおしゃぶりで「やめさせる」ことはあかちゃんの訴えを強制的に中止させることになります。

重ねていく打ちにすこしづつ反応が乏しくなっていくこともあります。

親の都合で「口にふたをして」だまらせるのはよくありません。

あかちゃんが愚図るのは何か不快なこと、不安なことがあるからで、それをおしゃぶりで解決してしまうと、根本的な解決になっておらず、不安をかき消す道具として依存してしまうようです。

あかちゃんの自主性・自己主張の気持ちを潰してしまう可能性もあります。

赤ちゃんの口の感覚は敏感で、口に刺激を与えられるとそれだけで満足してしまい、他の欲求が抑えられてしまいます。そのためあまり泣かなくなりおとなしい赤ちゃんになります。赤ちゃんの心の発達は、お母さんやお父さんとの数限りない抱っこや声がけによって育っていきます。

そのきっかけになるのが泣いたりむずかったりすることです。

おしゃぶりを与えてしまうとこのきっかけが少なくなってしまい、抱っこや声がけが少なくなってしまう心配があります。

指しゃぶりは赤ちゃんの発達の中でみられることですから止めさせる必要はありません。

赤ちゃんの意志でやっています。

親がおしゃぶりを与えることはやめましょう。

心の発達のためにも。

母乳で育てる人には、特に影響があります。

飲めなくなってしまうこともあるのです。

吸われなくなれば、母乳の分泌が少なくなります。

そうすると、より吸えなくなってしまうという、悪循環に陥ってしまいます。

また、赤ちゃんは乳頭混乱をおこします。

おしゃぶりは止めましょう。

おしゃぶりに関して、最近某育児サイトで「SIDSを予防するので、どんどん使いなさい」という書き込みをみつけました。

新生児からおしゃぶりを使うと、嚥下反射で空気を嚥下してしまい、お腹が張り吐乳しやすくなります。機嫌も悪くなります。

また、SIDSの危険性が下がる6ヶ月以降では、虫歯や中耳炎の危険性が上がります。

母の愛情をおしゃぶりと甘いもので埋め合わせ、口のなかは虫歯とカンジダだらけ、おしりはかぶれてまっかっか、という子どもたちもいます。

おしゃぶりのメリット、デメリットといいますが、メリットのほとんどは「母親が楽すること」ではないでしょうか。低月齢の時に楽しようとしておしゃぶり、歩行器、テレビなどで手を抜くと、子どもにとっては害になります。

育児サイト、育児雑誌などはおしゃぶりメーカーがスポンサーになっているのでしょうから、そのような情報はほとんど出ません。


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