ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

母の慈愛

2015年12月14日 | 母子関係の確立

この彫刻は、爺のコレクションです。母と子の絵や彫刻を集めています。
淀井敏夫という兵庫県出身の彫刻家が作ったブロンズの作品です。優しさにあふれた作品です。 

素晴らしい光景に感動しました。

爺の住む集落にある商業施設や農協のあるスペースにある水たまりで遊ぶ3歳の男の子と母親の姿に感動したのです。

始めは、遠くからその子が水たまりの中を走ったり、ジャンプをして遊ぶ姿を見ていました。

通りすがりに始めたのだと思ったのですが、5分たっても10分たっても一人で遊んでいます。

母親は傍らでその子をじっと見守っています。

その姿は神々しく、母の慈愛を感じました。

 素晴らしい光景に引き寄せられるように、70メートルほど離れた場所に足が向かいました。

その子に「楽しそうだね」「面白い」と話しかけると、うれしそうに「うん」とうなずきました。

お母さんに、「いい子育てをしているね」と話しかけると微笑み返してくれました。

しばらく、その子と80センチくらいの水たまりを中心にして遊びました。

お母さんは、始めは「そんなことをさせて」と叱られるのではないかと思いましたと告白されました。

爺は、この子の遊ぶ姿が失われた子どもの本能を見た感じがして、うれしくなってここまできました。

とかく母親は、子どもの衣服が汚れたり、靴が汚れ仕事が増えるのを嫌がって子どもの遊びの本能を妨げてしまいます。

 お母さんは、我が子の言葉のおくれを気にされていましたが、爺の言葉やお母さんの言葉にきちんと反応し理解していました。

お母さんに言葉のダムの話をしてあげました。

この子のダムは深いのでゆっくり言葉をたくさん溜めています。

まもなくしゃべりますよ。

この子は、お母さんの語りかけや、この子が望むことを理解しているので、欲求を言葉にする必要性が少ないのでしょうね。

でも個人差がありますのでいろいろです。

 幸せな光景と母の慈愛をみた素晴らしい一日でした。


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