ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

VBACへの道のりNo1

2009年10月03日 | VBACについて








今回から3回連続でVBACに挑戦された子宝ママさんのお書きになった体験記をご紹介します。
参考になります。
お産について考えていただけると思います。
今日の写真は、今朝の情景を見ていただきます。
爺の近所の風景です。
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実は私も帝王切開後、次の妊娠時に経膣分娩できる病院を探しました。
はじめは希望する病院が見つからず、途方に暮れましたが、ようやく信頼できる医師&助産師に巡り合うことができました。
ひげ爺さまが書かれているように帝王切開後も経過膣分娩可能な病院はあります。(数は少ないでしょうが・・・)
帝切後は反復帝切と世間一般にはいわれがちですが、選択肢はひとつではないと思います。
次、お腹に赤ちゃんが宿るのを楽しみに・・・こころと身体を整えることができれば、赤ちゃんとママ・家族にとって最善の道が拓かれていくことだろうと思います。
参考になるかどうかわかりませんが、もしばよろしければ私の体験談を~

「只今38才、4度目出産~VBACまでの道のり~」

 VBACとは…
帝王切開後の経膣分娩の事をいいます。リスクとして、子宮破裂、子宮裂傷の危険性が高く、母子共に後遺症の発生、生命の危機にさらされる事もある。

 まずは自己紹介がてら、私の妊娠、出産経過から…
 27才の時、H7.7 堺市半井助産院にて女児出産2520g(38w)
 31才   H10.11 マナ助産院にて男児出産2820g(38w)
 33才   H13.5 12wで流産
 34才   H14.4 前置胎盤による出血の為、緊急帝王切開 
女児出産1520g(31w)→2ヵ月NICUその後無事退院

 現在3児の母。妊娠37週…もうすぐ出産を迎えようとしています。

 今回の妊娠に気付いたのは…
 自分の夢に向かって猛勉強中の秋期集中セミナーの時、なぜかダルイ…眠い、熱っぽい、風邪~?!いつも定期的に来る生理がまだ~。もしや~?!妊娠~?????!!!!そろそろ志望校もしぼり、受験体制も整いつつあるこの時期に…妊娠検査薬の結果まさか(・・・)の祝妊娠♪
主人に妊娠を告げると「将来的に不安、親の老後、経済面etc…」あらゆる面で困難・・・「無理。今回はあきらめよう。その方が赤ちゃんも今の3人の子供も家族も幸せや」の信じられない言葉…。
私は彼のその言葉がショックで傷つき、涙…大泣きしたものの、何が何でも、この子は私が産む。絶対守る!と確固たる信念がありました。そして今までのどの子よりも不思議と強い運命と生命力を感じました。
主人に幾度となく、堕胎をすすめられても、私の中には「産む」という選択しかなく「頼むから、堕ろしてくれ」と彼に言われる度「生まれてくればかわいいって~♪何とかなるよ~♪」と聞き流す余裕すら出てきました。(パパは本気で言ってるんちゃうよ。大丈夫。安心してね…とお腹をなぜながら~!)
 ただ今回の妊娠は今までの中で1番強く、今お腹の中にいるこの子が宿った意味を色々考えました。(なぜ、ママのやりたい事を中断させてまで、この時期なのか???パパの心配をおし切ってまで今なのか???)

産む場所探しの日々…
 はじめVBACについての知識ゼロでした。2人自然分娩してるから3人目帝王切開でも4人目は自然に産める、とホントお気楽に考えてた自分が恥かしいです…。
VBAC~助産院での受け入れは困難と知った日から、病院探しの日々が始まりました。
まず最初に行ったのは、自然出産、母乳育児を奨励している総合病院。
☆Dr.が話しやすい ☆助産師、看護師もフレンドリーな感じ ☆VBACもTRY、OK   のハズが…
16週3回目の妊婦健診で部長先生から
他院帝切者は100%反復帝切
当院帝切者に限りVBAC TRY可能
という病院sideの方針を示される。
※ 今までの担当医は「妊娠経過を見て判断。無理な場合は帝切」と言っていたのに!!話が違う~~!!!!!
結局は私と担当医との意思疎通がとれておらず、誤解が生じていた。部長先生いわく「VBAC希望であれば紹介状書きますので」との事。
「どこの病院でVBACできますか?」の私の問いに、「国立系か、他は…A病院あたりかなぁ…」の返事のみでした。
帰宅後早速教えられた病院へtel。
国立系「VBACは実施しません。反復帝切です」
A病院「状況に応じてですので、現時点ではハッキリお答えできません」
ガ~ン 教えてもらった2つ共断られた…どうすればいいんだろう…???今まで信頼して通院していた病院に裏切られ(?!)次、期待を持ってtelしたもののVBACに臨むムズカシさ、厳しい現実をつきつけられた思いでした。この日はあまりにも落ち込み、何をする気にもなりませんでした。
次の日 半井先生に相談…B病院紹介して頂く。
後日  永原さんに相談…堺市内の数軒の個人病院をPick UPして頂く。
病院探しの中で、インターネットで様々なサイトを見つけ出し、「VBAC」「帝王切開」「子宮破裂・裂傷」etcのキーワードを検索。パソコンの前で徹夜の日々が続きました。
知れば知る程、VBACの危険性、リスクに悩み、「もし私が死んだら…?!残された子供達、パパはどうなる???赤ちゃんに何か起こったら…?!!?!」不安はつのるばかり…
VBACを臨むにあたり、母子の安全性と自分の満足できるお産との狭間でかなり揺れ悩む自分がいました。
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いかがでしたか。
次回に続きます。





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