ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

VBACへの道のりNo5

2009年10月07日 | VBACについて






出産後の入院生活について…
ちょうどお産の数が少ない時期だった為、とても有意義で楽しい入院生活になりました。
病棟の助産師さん達は、若い方が多いのにもかかわらず皆さん
知識豊富で…さすが『天下のB病院。分娩の数の多さと経験ね…』と感じました。
BABYの扱いも優しくていねいで、安心して預ける事が出来ました。
婦長さん自らもごあいさつに来て下さり「いい出産できましたか?!
ここは病院ですので、入院生活は助産院さんとは違い、不自由な思いされるかも知れませんが、何でもおっしゃって下さいね…。うちのスタッフも開業したいといって、半井助産院でお世話になってるんですよー」と気さくに話しかけて下さいました。
婦長さんをはじめ、スタッフの助産師さんが私の書いたバースプランに目を通して下さっていて驚きました。そして、それをきっかけとして入院生活のコミュニケーションまでもがスムーズに運び感動しました。
ただ入院食は×…
例えば
朝食
黒パン クロワッサン バターロール 牛乳紙パック180ml スパゲティサラダ プルーンゼリー オレンジ1/4切
昼食
めんたいスパ マカロニポテトツナグラタン アメリカンチェリー
うわーっっ脂肪分とりすぎ。炭水化物オンパレード。野菜が少なーい…おやつにアイスの実やスポンジケーキ、クッキー。
こんな食事を毎食食べ切ると、オッパイ爆発しますよねー。母乳哺育に力を入れてる割に?!?!「WHY?!」
何人かの助産師さん、主任さんにもお話したのですが…
「そぉなのよねーそれが病院経営のツライところ…栄養士さんのカロリー計算上はOKだけど、母乳には…×…コスト面でパン食多くなるしね…」
母乳にとって食事の内容って影響大ですよねー♪
せめて牛乳を→豆乳
クロワッサンを→雑穀パン
白米→雑穀米、麦ごはん、玄米
ケーキ、クッキー類のおやつを→イモ、大豆類へ…
※ 野菜、海そう、きのこ類をもっと増やして下さーい。
と要望書に書いて退院して来ました。赤ちゃんにはドロドロのおっぱいではなく、さらさらのおいしーいおっぱいあげたいですもんねー♪
ただでさえ出産後3日めぐらいってオッパイ張りますもんねー♪
私も3日めの夜、あまりにもはってきて痛くって、キャベツしっぷ、ナースステーションに思わず「冷えたキャベツちょうだい~」と言いに行きました。あるハズナイと思ったけど…。
若い助産師さん「えー?!キャベツ何しはるんですかぁ?」
私「おっぱいにかぶせて熱&はりとるねん」
助産師さん『前に「さつまいもしっぷ下さい」って言った人いたけど~』
私「さつまいも?!!?じゃがいもorさといもでは???」
と妙―な会話が深夜のナースステーションでかわされました。(笑)
翌日、友人に病院まで丸ごと春キャベツを持ってきてもらい、病棟の冷蔵庫に私のキャベツがデンと場所をとってしまい「病院にキャベツを持ち込んだ女」とスタッフの間でネタにされました。(笑)でもあの冷んやりキャベツが気持ちイイんだものねー!!
私の部屋は4人部屋で3人目のママさん38才、同じく4人目のママさん37才、そして初産のママさん33才&私でした。
さすが経産婦のママ達は母乳育児も余裕♪~
1人初産のママが2日目夜から寝ないBABY、パンパンに張れて乳頭の切れたおっぱいの痛さに悶々と「B病院って母乳育児に対してスパルタすぎるぅー!!」と涙しておりました。
あんまり赤ちゃんが泣いているので「大丈夫~?!ポリ袋ワシャワシャ音ならしたら泣きやむでぇ~♪」と声をかけたのがきっかけで彼女の悩みが分かりましたが、1人で「周りのママ達に申し訳ない」「何でウチの子だけが泣くのー?!」と悩んでたみたいで~~×××~~「助産師さんもきてくれない。放ったらかしやし…」と少しウツ状態でした。
そうか…「初産のママは何も知らないから、悩んでるんだ…手助けを待ってるんだ~」と初めて知りました。
ひたすら手助けに来てくれるスタッフを黙って待ってるんです…かわいそうに…パンパンに張ったおっぱいで泣く子を抱っこしてあやして×××―エライ新米ママちゃん♪
「ナースステーション行ったらエエねん。誰かぜったいいてるし、おっぱい見てもらい~!!」とアドバイスすると「そうなんだー!!」と行くのにも気を使ってた様子。
お産の時もそうだけど、入院中も、ある意味あつかましいぐらいの根性がないと病院では不利ですよね…と痛感した出来事でした。…
家族同様にお世話して頂ける助産院では、考えられない話ですよね…。でも不安な気持ちいっぱいで入院生活をすごす新米ママchanって意外と多いかも…このまんま退院して母乳育児が、その後の子育てがうまく行くって思えません…。
病院で出産され放ったらかしで母乳育児でスタートきられた方の今後の課題って厳しそう~~~
最後になりましたが…
VBACまでの道のり~PART1で少しふれた、この子が「お腹に宿った意味…」妊娠中、今回程考えた事がないと述べましたが…、出産を終えた今、色んな事が見えて来ました。
なぜ、ママの夢を先のばしにしてまでもこの時期なのか??!!パパの心配をおし切ってまで今なのか??!!
ママの夢
というのは実は助産師になる事なのです。昨受験シーズン、受験に失敗しみごと不合格
そして今シーズンは!!と予備校にも通い万全を期して臨んでいたところまさかの妊
しかし、今回の妊娠、出産を通じて、ますます助産師への夢が大きく力強くふくらみました。何才になっても絶対に助産師になる!
通院、分娩、入院を通して病院勤務の助産師であるがゆえのジレンマ&改善すべき山積みの課題等色々な角度からかいま見れたのはとても参考になりました。
産む場所探しからはじまった今回の私の出産でしたが、最終的に自分の満足のいく素晴らしいお産となりました。助産院でのお産とはひと味もふた味も違ったものでしたが、ある意味、半井先生、永原さんのもとで産むから安心―?という安堵感がなかった分、真剣に(!?)主体的に全て1から、自分で模索しながら、突き進む事が出来ました。(笑)
☆ 自分の底知れぬパワーを知る事も出来ました。
☆ 思い(願い)は良い方向へと動かす力があるという事を知った。
☆ パパも第1子以来、久々の立ち会い出産となり、あらためて、生命の神秘さ、力強さを感じ取った様子。
☆ 義父母の赤ちゃんに接する時の嬉しそうな笑顔、態度から親孝行できたなぁ…と感じた。
☆ 実母も今までの出産はどれもタイミング悪くお産後すぐ赤ちゃんに会う事が出来なかったが、今回はすぐ赤ちゃんと対面。その後ビデオのお産シーンを見て感動していた。
☆印=今回の妊、BABYがお腹に宿ってくれた意味。そして当たり前だけど、赤ちゃんを見てる、抱っこしてるだけで、周囲の人たちは幸せな気分になれる…という事を再認識しました。赤ちゃんのパワー☆ってすごい!!
My Baby 私達家族のもとへ来てくれてありがとう?いっぱいの幸せを運んで来てくれてありがとう?そしてこれからもよろしくねっっ
1人でも多くのママ達が自分の思い描くお産にめぐり合えます様に…
*************
長文の連続でお疲れになったのではないでしょうか。
子宝ママさんのお産への思いを感じていただければ幸いです。
皆さん、今一度、お産について考えてみてください。






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