ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

子育て不安を増大させるな!!

2007年09月03日 | 保健師の弊害
またまた、市の保健指導における間違った指導。
いつまで続くのでしょうか。
一度すりこまれた知識は、簡単には修正できませんね。これからもこのような事が行われていくのでしょうね。

質問
「保健師さんに「まだ果汁や白湯も飲ませていないなんて!」しかられました。
昨日、4ヶ月健診に娘を連れて行きました。
私は満6ヶ月を過ぎるまでまで母乳だけで育てたいと思っています。
もちろん保健師さんには、「まだ果汁や白湯も飲ませていないなんて!」っとかなりあきれられ顔をされましたが気にしないことにします、、しかし、「スプーンやコップに慣れないといけないですよね。」という言葉に、そうなのかなぁという気もしました。
ミルクか母乳を搾って、スプーンやコップにいれ飲ませるなどして食器に慣れさせた方がいいのでしょうか?
アドバイスを頂ければうれしいです。よろしくお願いします。」

質問のお母さんはよく勉強されていますね。
保健師は昔ながらの指導で困ってしまいます。この様な指導でいらない心配をさせ、育児不安を増大させてしまうケースがよくあります。
お母さんの方が正しいのですから、自信を持ってください。
しかし、専門職から指導されると「私はこの子」にいけない事をしていたのだと反省し、指導の通りするのが母親ですね。

「スプーンやコップに慣れないといけないですよね。」ということもありません。
赤ちゃんはお母さん達が食べている様子を見ています。
6ヶ月を過ぎると(個人差があります)ると自分も食べたくて仕方がない状態になります。

この時に離乳食を与えますから初めてスプーンからでも上手に食べることができるようになります。
日本人ですから、スプーンやフォークはいらないのではないかと思います。
素晴らしい箸の文化を持っています。大切にしていきましょうね。
従って、母乳哺育の赤ちゃんは離乳準備食はいらないと思います。
平生のおかずの中で軟らかい物や消化のいい物をお箸でつまんであげればいいのです。
わざわざ時間をかけて調理しても食べなければイライラして、無理矢理食べさせようと、「鬼のような形相」になっていたら「食事」は楽しくないですね。
いならい「育児」不安を招くような事はしてほしくないですね。

一定の月齢になるとコップから飲むこともできるようになります。
これは慣れや練習でできるようになるのではなく、赤ちゃんの脳神経の発達によってできるようになるのです。

発達の十分でないときに「慣れさせる」必要はありませんし、赤ちゃんにとって何の益もありません。
あせらずのんびり、食事を楽しくすることが出来るようにするのが一番です。
食欲がある子、無い子、運動や体調によっても食事の量は違ってきます。

母乳と離乳食にすすめてください。そして卒乳までゆっくり母乳育児を楽しんでください。

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