ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

お産について考えよう

2007年09月02日 | インポート
お産は不安だと考えている人が多いと思いますがこの機会にお産について考えてください。

現代の私たちを取り巻く環境や暮らしは、残念ながら「自然」とはかけ離れています。
便利なもの、速く楽に移動できる乗り物、そして簡単に調理できる食品。
これらのものは確かに効率的で、ある意味での豊かさを私たちに提供してくれています。
しかし一方でその便利さに慣れ、本来持っているはずの体力や持続力までもを徐々に失ってきていることも事実です。
お産は、本来自然の営みであり、また女性だけが体験できるかけがえのないものです。
でもそのためにはやはり、かなりの体力が必要となります。
お産をマラソンに例えてみましょう。
完走するためにはマラソンという競技を知り、練習をします。
そのためには、監督というサポーターが必要です。
独りよがりなやり方では、効果的な練習にはならないことが多いからです。
そして、本番に至るまでの練習は厳しいものです。
でも、その練習の中で必要な体力や精神力が培われていきます。
お産も一緒です。
お産について知り、自分らしく産むためのプランを立て、その実行のために体調を整えていくのです。
医師や助産婦はそのサポーターです。
医師や助産婦となるべくコミュニケーションをはかり、分からないことは遠慮なく尋ねましょう。
妊婦の疑問に納得のいくようにきちんと答え、不安感をやわらげることは医師や助産婦の責務でもあります。
そのうえで自分が望むお産をイメージし、具体的にしていきましょう。
まずは体力です。
簡単に出来るのは歩くこと。
一日1万歩、距離にして6~8キロくらい、時間だと2時間くらいは歩くように心がけましょう。
歩くことのメリットはとても大きいものです。
また、妊娠はひとつのきっかけでもあります。
これを機会に食生活も見直してみましょう。
食べることが、身体つくりの為に必要不可欠であることを、もう一度考え直して見ます。
そしてお母さんが口にするものを、お腹の赤ちゃんも同じように栄養として身体に取り入れているのだということを、改めて認識しましょう。
妊娠中に食事が整うと、母乳を飲ませたり、離乳食に入っても、困ることがなくなるのです。

「いいお産」は、あなたとお子さんの絆がさらに深まり母性本能が生まれます。

主役は、産むあなたです。
医師は助産婦が産むのではありません。あなたが産むのです。
お産は子育てのスタートです。ゴールではありません。
体や心を作ってください。


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