ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

いいお産に必要なこと

2007年09月04日 | インポート
お産は、自分でするものです。
人任せではいいお産はできません。

いいお産とは、自然分娩もさることながら「帝王切開」でもいいお産です。
条件が良ければ、赤ちゃんが自分の力でこの世に生を受けることが望ましい。
赤ちゃんも必死に努力をし、命がけで自力で出てきます。

そのためには、妊娠初期からお産まで、産婦が心身の準備をし、納得したかたちで、すべてが順調に進まなければ不可能です。

何度かお産に立ち会っていますが、いいお産をした赤ちゃんは満足感に浸って、お地蔵さんのようないい笑顔をしています。
その顔を見てお母さんも充実感あふれた顔をしています。
妊娠中に育まれた愛着が、最初のご対面でよりたしかなものになります。
お母さんの胸の上で母の愛に包まれて至福の時間を過ごします。
胎盤の娩出や後産の処理の間、カンガルーケアをし、最初の授乳をしてもらいます。

このようなお産をするためには、医者や助産婦任せのお産では絶対に出来ません。
いいお産をするためには、妊娠中の努力が必要です。


食生活が大きく変化したことで、ビタミン・ミネラルの不足、脂肪の取り過ぎなど身体に及ぼす悪影響は色々なことがあります。
ビタミン・ミネラルの欠乏による病気には脚気、夜盲症、くる病といったものがありますが、そこまで至らなくとも「不足がち」な場合、"なんとなくいらいらする""眠りにくい""身体がだるい""肌が荒れる""なんとなく調子が悪い"という症状がみられるようです。
そして、脂肪の過剰摂取は肥満や動脈硬化といった生活習慣病になりやすいといわれています。
 昔ながらの日本人の食生活ではビタミン、ミネラル不足になることはそう無かったようです。
現代においても昔ながらの野菜中心の食事を参考にすることは意義あることだと思います。
しかも妊娠中、授乳中は赤ちゃんの分までビタミン、ミネラルを必要としていますので、普段よりも一層摂るように心掛けてください。
 最近ではビタミン・ミネラルをサプリメントで便利に摂れるようになっています。しかし、サプリメントは薬と同じように作られ、添加物が使われていることもあります。また、"身体に入る"のと"吸収される"のとは別問題で、たくさん摂れば良いというわけでもないようです。サプリメントで常にビタミンなどが飽和状態にあると、身体は食べた物を消化吸収する中でビタミンを取り込もうとしなくなってしまいます。
基本的には食事から摂ることのほうが、身体に優しく、しっかりと吸収されるので毎日の食事がとても大切です。
バランスの良い食事の基本として「まごわやさしい」があります。以下に記しますので参考にしてください。1日の食事で「まごわやさしい」がすべて摂れていると理想的です。
   ま:豆類、納豆、味噌、豆腐
   ご:ごま
   わ:海藻類
   や:野菜
   さ:魚
   し:椎茸等の茸類
   い:ジャガイモ、サツマイモ

お腹の赤ちゃんの成長とお産に向けて、食事や生活を見直してください。
機会に頼らず、できるだけ家事も機会を使わずにすることも大切です。

吉村正先生のお産の家では、掃除洗濯や家事を妊婦さんがしていますが、ここでは雑巾がけやほうきで掃除したり炊事はかまどで、火ふき竹でしています。これは昔の人が安産できたのはそのような和式の生活スタイルが、いいお産を支えていたのです。
妊娠したら雑巾がけなどをされるといいですよ。昔のトイレは和式でした。これはお産にとっては必要な運動ですね。

食事はとても大切です。ジャンクフードやファーストフードなど、偏った食事は赤ちゃんの発育に有害です。
いい食事をしましょう。
食事や生活もいいお産の条件の一つです。



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