中央区築地に築地の誕生とともに350年、あらゆる厄除け、航海安全、商売繁盛の神様として信仰を集めている古社「波除神社」はある。築地と言えば市場と本願寺だが当社が最古参である。創建は万治2年(1659)。主祭神は倉稲魂命。明暦の大火後、60年にも及ぶ築地の埋め立て工事の最中に光を放ち漂う稲荷神体が見つかり当地に社殿を建て祀ったのが始まりである。鳥居を潜ると境内には昭和12年築造の神明造「社殿」、「獅子頭一対」、「神社大神輿」、「魚河岸碑」、「弁財天」、「獅子殿」、「おきつね様」の他にここ築地らしい活魚、海老、すしなど幾つかの「塚」が建ち並んでいる。(1607)













