横浜市金沢区町屋町に北条氏ゆかりの古刹=曹洞宗寺院「嗣法山伝心禅寺」はある。創建は宝治元年(1247)、開基は執権北條時頼。本尊は釈迦如来。数回の火災により衰退するも大永元年(1521)北条氏繁が開山した。宝治元年8月から翌年3月まで曹洞宗初祖永道元禅師がこの寺で説法したという記録がある。330年前に当寺の伝海(若僧)が遭難の多かった海辺の道の安全を祈願し延宝4年(1676)入定塚に籠り寂した。「山門」(唐門)を抜けると正面に銅葺きの「本堂」と瓦屋根の新しい「庫裡」がある。境内には「六地蔵」や広い墓地には「無縁仏供養塚」や「北条氏繁の墓碑」がある。当寺の境内には知恵と武勇、戦勝の神様である「毘沙門天」の石像あるように横浜金沢七福神の一つとなっている。(1607)









