横浜市金沢区町屋町に鎌倉の浄土宗大本山光明寺の末寺「法爾山天然寺」はある。天文9年(1540年)鎌倉の浄土宗大本山「光明寺」19代の然誉禅芳和尚の隠居所として創建された。本尊は阿弥陀三尊立像。当寺は{「武州金沢三十四観音の5番札所」であり町屋観音堂(廃寺円通寺)と宝ノ木観音堂(廃寺)の聖観音立像が安置されている。金沢の国道16号の旧道沿いの寺院中もっとも西側にある寺で、やや狭い小路を進むと「山門」が構えられ参道には寺名「石柱」が建てられている。美しい芝生に覆われた境内の奥に大正12年関東大震災で倒壊し昭和56年再建された「本堂」、右脇に「庫裡」、「鐘楼」、「無縁塔」がある。静かな寺域は町屋のオアシス的存在となっている。(1607)








